Iターンで新規就農を目指すことは、完全アウェイな環境でゼロから土台を築くこと。
Iターンの新規就農が「ゼロから1」を築くことは、
土台が出来上がっている農家さんが「10を100にすること」より困難極まりなことです。
ここでは【新規就農51ヶ月目】の私が今、思うこと・感じていることを記します。
★どんな栽培方法でも、借りた状態のままの畑だけではなく、大なり小なり改植をするべき!
理由①:借りた畑の樹の耐用年数、とっくに過ぎているかも!?
植え付けしてからは年月と比例して、収穫量は上がっていきます。
でも樹は永遠ではなく、ある時期から収穫量が減ってきます。
バリバリ働けるのに、オーナーさんが畑を貸すとは、考えにくい。
オーナーさんが高齢ならば、樹も高齢の可能性はかなり高い。
改植をしなければ、計画上の収穫量すら見込めません。
理由②:借りた畑のオーナーさんとは、立場と環境が異なるから
バリバリ働けるのに、オーナーさんが畑を貸すとは、考えにくい。
畑を借りたオーナーさんは、ほぼ農業以外に収入があります(年金など)。
「兼業農家」や「半農半X」を目指しているならこの限りではありませんが、
「専業農家」で農業を考えているならば、綿密な事業計画と
改植をしなければ、農業経営の継続が困難に、または想像を絶する
苦労が待ち受けています。
理由③:いい状態の畑を新規就農者が借りられる確率は、ほぼゼロ!
手入れが行き届いた “すぐお金になる畑” ならば、地域の農家さんが真っ先
に借ります。
そして、借りる側のことを考え、手入れが行き届いた状態で畑を貸す意識の
高いオーナーさんは、少なからず居ます。
でも、よそ者(新規就農者)が借りられる畑は「お金と時間」をかけて
樹を治さないと “使えない畑” がほとんど・・・という現実。
だから、大なり小なり改植をするべきです!!
★だいたいの「困りごと」は、潤沢すぎる資金があれば解決できる!
身も蓋もない話ですが現実、この言葉通りです。
ただ、資金があっても解決できない「困りごと」があるのも事実。
★これから新規就農を目指したい人が「参考にするべき人」は、
「ゼロから1」を築き “成功” しているIターンの新規就農者!
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