思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

「シナノドルチェ」の収穫が始まりました!2024

 

日中は30℃越えの暑い日が続いています。
そして「シナノドルチェ」収穫が始まりました!
「2024年9月上旬:収穫の様子(シナノドルチェ)」


毎年、着色に苦戦しているシナノドルチェですが、昨年と比べれば今年はだいぶ着色はいいと感じています。
≪関連ブログ≫ 2023/09/06★“シナノドルチェ” の収穫が始まりました!2023 - 思い立ったが吉日!


「2024年9月上旬:今年も暑い8月でしたが、日焼けは少なめ(シナノドルチェ)」

 

そして「色付きがいいな~」と思って収穫すると、ほぼ100%!
による吸害果です・・・。

「2024年9月上旬:樹の上部の実は、高確率で吸害果です・・・」

 

今年7~8月も「そろそろ雨が降ってほしい」と何度も思い、暑い日が続きました。

月の平均気温(最高・最低)は、今年も昨年もほぼ同じでした。
暑さのイメージで昨年のような「干ばつ」を思わせそうですが、今年はそれなりに雨が降っていました


【平均気温(7~8月)】※気温は、りんく農園の所在地域
 
⇒月の平均気温(最高・最低)は、昨年・今年ともにほぼ同じ

 2023年(7月)平均最高気温:30.7℃平均最低気温:19.6℃ 
 2024年(7月)平均最高気温:29.9℃平均最低気温:20.2℃

 2023年(8月)平均最高気温:31.9℃平均最低気温:20.8℃
 2024年(8月)平均最高気温:31.4℃平均最低気温:21.5℃

 

【降水量(7~8月)】※降水量は、りんく農園の所在地域
 
⇒今年8月の降水量は、昨年の約3倍多い

 2023年(7月)205.0㎜
 2024年(7月)171.5㎜

 2023年(8月)⇒  83.0㎜
 2024年(8月)232.0㎜


断定はできませんが・・・

⇒気温以上に降水量(土の水分量)が、夏のりんごの着色に影響した!?
⇒雨が降ることで、一時的でも地温の低下が着色の良さに影響した!?
⇒“雑草マルチ”も、地温の急上昇の抑制になったのでは!?

 

特にりんごは、着色を待った結果【過熟】になってしまうので、収穫のタイミングが難しいです。

 

≪関連ブログ≫
2024/09/03★まもなく収穫が始まります!2024 ~シナノドルチェ~ - 思い立ったが吉日!

2024/08/24★夏のりんごの着色管理!2024 ~シナノドルチェ~ - 思い立ったが吉日!
2024/07/29★“雑草マルチ”と“水まきのタイミング”!2024 - 思い立ったが吉日!
2024/07/04★今年も折り返し、後半戦が始まりました!2024 - 思い立ったが吉日!

 

まもなく収穫が始まります!2024 ~シナノドルチェ~

 

台風10号による記録的な暴風雨により、被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

 

西は中央アルプス、東は南アルプスの山々がそびえ立ち、台風から守られているりんく農園。

今回の台風は、進路次第での影響を受けると思い心配していましたが、幸いにも雨・風ともに大きな影響はありませんでした。
≪関連ブログ≫ 2024/08/27★招かれざる “暴れん坊”!?2024 ~台風10号~ - 思い立ったが吉日!

 



9月に収穫を迎える「シナノドルチェ」が、色づいてきました!
「2024年9月上旬:まもなく収穫が始まります!(シナノドルチェ)」
≪関連ブログ≫ 2024/08/24★夏のりんごの着色管理!2024 ~シナノドルチェ~ - 思い立ったが吉日!

 

9月も、台風の発生が多い季節。
収穫時期とともに、本格的な台風シーズンの到来です。

 

招かれざる “暴れん坊”!?2024 ~台風10号~

 

台風つづきの8月
着々と近づいてきている「台風10号」の進路がとても気になります・・・。

天気予報を見るたびに進路が微妙に変わっているので、最新の情報をチェックするしかありません・・・。


「2024年8月27日現在:台風10号の予想進路」
≪参考≫ 台風10号 列島縦断へ 総雨量1000ミリ超えか 甚大な災害発生の危険度が高まる(気象予報士 福冨 里香 2024年08月27日) - 日本気象協会 tenki.jp

 

3000m級の山々が連なる長野県
西は中央アルプス、東は南アルプスの山々がそびえ立つおかげで、台風から守られているりんく農園ですが、今回の台風の進路は少々心配です。

 

今回の台風10号の進路と酷似している、過去の台風≪参考≫ 台風10号 さらに西よりの進路へ 予報円のいずれのコースでも影響が大きく 長引く(気象予報士 岡本 朋子 2024年08月26日) - 日本気象協会 tenki.jp


■1991年9月(台風19号)
⇒日本列島に甚大な被害をもたらした台風で、東北地方では「りんご台風」と呼ばれる
(※青森県のりんご:被害数量は38万8,000トン、被害金額は741億7千万円

■2022年9月(台風14号)
⇒九州を中心に西日本から北日本の広い範囲で暴風となり、海では猛烈なしけ
⇒進路上の海水温が例年よりも高かったため、強い勢力を維持したまま上陸

⇒りんく農園でも強風でりんごの落果はありましたが、幸い、樹が折れたりトレリス(りんごの棚)の倒壊などはありませんでした
≪関連ブログ≫ 2022/09/21★台風14号が過ぎ去ったあとに・・・2022 - 思い立ったが吉日!

 

 

収穫が終わったりんごもありますが、ほとんどはこれから収穫です。
一番最後まで自然脅威にさらされる「ふじ」は、だいぶ大きくなってきました。


「2024年8月下旬:強い風が吹けば、落果のリスク大(わい化のふじ)」


台風10号の上陸前から各地で雨が多い地域もあり心配ですが、大きな被害が出ないことを願っています。

 

夏のりんごの着色管理!2024 ~シナノドルチェ~

 

「甘い夢」の収穫が終わりました!
≪関連ブログ≫ 2024/08/18★「甘い夢」の収穫が始まりました!2024 - 思い立ったが吉日!


次の「シナノドルチェ」「秋映(あきばえ)」の収穫に向けて
防鳥テープを張り、そろそろ葉摘みを始めようかと思っています。
「2024年8月下旬:わかりづらいですが、防鳥テープ張り実施中(秋映)」

 

毎年、虫の被害は少なからずありますが、やはり今年は多いように感じます。
ニュースにもなっていた通り「カメムシ」の被害が多発。

「2024年8月下旬:カメムシに吸われた被害果(シナノドルチェ)」


9月上旬ごろに収穫を迎える「シナノドルチェ」
樹の上の方の実は ほんのり色づいてきましたが、下の方の実はまだ色づいていません。

昨年は高温の影響で、色づきに大苦戦!!
「赤く」色づく前に地色(緑色)が抜けて「黄色っぽく」なってしまいました。
≪関連ブログ≫ 2023/09/06★“シナノドルチェ” の収穫が始まりました!2023 - 思い立ったが吉日!


そんな中、同じ時期・ほぼ同じ標高の畑で、真っ赤に色づいている「シナノドルチェ」を収穫している先輩農家さん。

どうやったら、そんなに赤く色づくのか聞いたら「葉摘みのタイミング」だと教えていただきました。
樹の上の方の実が赤くなり出したら、一気に葉摘みをする】のだとか。

まだ日差しが強く、気温も高い気候なので、張り切って葉摘みをすると日焼けのリスクがあります。
なので、葉摘み加減が肝になってくるのかもしれません・・・。

のりんごは、着色管理が難しい・・・。
⇒着色優先で、しっかり葉摘みをすれば・・・日焼けのリスク
⇒着色優先で、収穫を(過度に)遅らせれば・・・過熟のリスク

 

ギラつく、夏空の下。
すべての果樹農家は、今日も汗をかきながら畑仕事をしています。

「甘い夢」の収穫が始まりました!2024

 

「甘い夢」収穫が始まりました!
葉摘みをしなかったので葉ムラはありますが、糖度は申し分ないくらい甘いです!


「2024年8月中旬:今年は、大きめの実が多いです!(甘い夢)」


「甘い夢」の名前の通り、とても甘いりんごです。
なので虫たちも「甘い夢」が大好きなようで、虫に吸われている実が多発!!!
「2024年8月中旬:虫に吸われ、果汁が出てきて、さらに虫が集まる悪循環・・・」

 

サビ果日焼け、それ以上にの被害が多く、生産者としてはとても悩ましのですが、とにかく甘いりんごです!!

難しいがゆえに栽培している農家がとても少ないので、希少なりんごです。

 

≪関連ブログ≫
2024/08/15★まもなく収穫が始まります!2024 ~甘い夢~ - 思い立ったが吉日!
2024/06/06★りんご農家泣かせの「サビ果」とは!? 2024 - 思い立ったが吉日!
2023/08/17★“甘い夢” の収穫が始まりました!2023 - 思い立ったが吉日!

 

まもなく収穫が始まります!2024 ~甘い夢~

 

今年もサビ果に悩まされた「甘い夢」の収穫が、まもなく始まります。


「2024年8月中旬:陽が当たっているところはキレイに色づいています(甘い夢)」

芸術的なサビ果が多く、夜蛾(やが)の被害も多いのですが、実は大きめ
まだ赤く色づいていないところを食べましたが、すでに甘いです!

葉摘みしないまま、収穫を迎える予定です。

 

≪関連ブログ≫
2024/06/06★りんご農家泣かせの「サビ果」とは!? 2024 - 思い立ったが吉日!
2023/08/17★“甘い夢” の収穫が始まりました!2023 - 思い立ったが吉日!

 

不測の事態に備える②!2024 ~ガソリン・軽油の確保~

 

災害時の「備え」とは・・・!?

まず思い浮かぶのは「水」「食料」
⇒先日買い物へ行きましたが、どこの店舗も「水」は欠品していました

そして「簡易トイレ」「トイレットペーパー」でしょうか。
⇒「食べれば」必ず「出る」わけですから

他に必要な「備え」はいろいろあります。
個人の考え状況で変わってくることですが、誰もが思い望むことは、
災害時でもなるべく日常生活に近い状況で過ごしたい】ということ。


2011年の東日本大震災被災者の方に「必要備え」をヒヤリングしたら「ガソリン」と答えた方がいました。

災害時の状況によりますが、が無事であれば被災していない地域へ移動できるからです。
実際にこの方は、隣県へ自主避難したそうです。
地震の被害が及んでいない地域では、日常と変わらずなんでも揃っていたそうです。
水や食料もガソリンも、並ぶ必要もなく、買いたいものを買えたそうです。



日本は、原油を購入 ⇒「製油所」にて石油製品を製造 ⇒「油槽所」にて石油製品を一時的に貯蔵しています。

◆「製油所」とは・・・原油を処理して、ガソリンや軽油、灯油などの各種石油製品を製造する工場

◆「油槽所」とは・・・製油所で生産されたガソリンなどの石油製品を一時的に貯蔵して、タンクローリーに積み込む設備を備えた施設
(※物流効率化のため、製油所から油槽所を経由せずガソリンスタンドへ配送することが増加したため、油槽所は減少傾向

「石油製品が届くまでの流れ」  ≪参考≫ 石油製品が届くまで | 燃料油 | 事業 | 出光興産



【製油所の所在地と原油処理能力(2023年10月末現在】
製油所は、輸送の関係上(?)で太平洋側に多く見られます。
「製油所の所在一覧(2023年10月現在)」
≪参考≫ https://www.paj.gr.jp/sites/default/files/2023-12/paj-06_refining%20capacities_202310.pdf

 

そして製油所の多くは「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されている市町村です。
南海トラフ地震防災対策推進地域 「南海トラフ地震」が発生した際には
「震度6弱以上」と予想されている地域
「南海トラフ地震防災対策推進地域指定市町村一覧」
≪参考≫ 南海トラフ地震防災対策推進地域指定市町村一覧:時事ドットコム

 

素人の考えですが、万一「南海トラフ地震」が発生した場合、ガソリン・軽油の供給はほぼ出来なくなるのではないでしょうか。




「大袈裟だな~」と、言う人もいます。
何も起こらなければそれでいいですし、何も起こらないでほしいです。
この「備え」が無駄になることが、一番いいと思っています。

 

万一、災害が発生してもなるべく快適に、日常生活に近い状況で過ごしたい!】
誰もが思うことですが、それができるのは「備え」をした人のみです。

≪関連ブログ≫ 2024/08/12★不測の事態に備える!2024 ~発電機の動作確認~ - 思い立ったが吉日!