思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

新規就農を目指している皆さまへ(新規就農43ヶ月目の私が思うこと)

 

Iターンで新規就農を目指すことは、本当に大変です。

技術習得」はもちろんむ場所の確保」「資金の確保」「農地の確保」「農機具の確保」「作業小屋の確保」そして販売先の確保」・・・。

どれも新規就農者が共通して悩み、困ることと思います。

新規就農4年目の今、「資金繰り」「販売先」以外のことはほぼ解決しました。
そして「知識技術情報収集」は、常に行っています。


ここでは【新規就農43ヶ月目】の私が、思うこと・感じていることを記します。

 

【適地適作(てきちてきさく)】重要性!

【適地適作】とは、地域の気候や土壌などの自然環境に合わせた農業で、その土地に最も適した農作物を栽培すること”

りんごで就農したいならば “りんごの産地”、梨で就農したいならば“梨の産地”に赴くのが、いろいろな意味で成功への一番の近道かと。

 

【環境にこだわる】ことの重要性!

「Iターンで新規就農を目指す」ことは、完全アウェイな環境でゼロから土台を築くこと

「ゼロから1」を築くこと(⇒Iターン新規就農)は、土台が出来上がっている農家さんが「10を100にすること」より困難極まりなことです。

本当に大変ですが、農業経営をいかに効率よく迅速に、軌道に乗せることができる環境に身を置く環境にこだわる」ことが肝かと。

例えば・・・
 技術を習得する「研修先」
 就農するための「ほ場(畑)」
 ■農業経営脅かさない「地主さん」
 聞きたいことをとことん聞ける「人脈づくり」
 困ったことを相談できる「人脈づくり」
 ■「・・・」・・・他にもいろいろあると思います
 


「技術習得できれば、研修先なんてどこでもいい!
「就農できれば、場所なんてどこでもいい!
「空き農地はいっぱいあるんだから、農地を借りるなんて簡単でしょ!
「脱サラしてようやく手に入れた自分の城だから、好きにやらせてよ!
「穏やかな田舎暮らしで農業するのに、困ったことなんてないでしょ!
「・・・・!」

【環境にこだわらない】【上記のように思っている】場合、その新規就農はおそらく高確率失敗します

 

農業を行う上で「一番大事なこと」・・・とは?

農業を志した時から今日まで、いろいろな農家さんとお話しする機会が多々ありました。

こちらが右も左もわからない初心者ということで、ご親切・ご丁寧に下記のようなアドバイスをいただくことが多々あります。

Q:【農業(りんご農家)で「一番大事なことは??」】
A:
「剪定(せんてい)」:りんごの良し悪しに大きく影響するから
      「販売先」
      「りんごの品種構成」
      「人手の確保」

こちらから聞かずとも、農家さんからアドバイスいただいた「農業で一番大事なこと」
圧倒的に「剪定」という方が多かったです。
どれもこれも “確かにそうだな” と、理解はできます。

確かに「大事」だけど、果たして「一番大事」かな・・・?

 

私は「ケガをしないこと」が、農業を行う上で一番大事なことだと断言します。

農業機械を使って作業するにあたり、転倒などの事故でケガをしたり、最悪な事態が起こる可能性はゼロではありません

ひとつ、命あっての農業より大事なものは、ないです。


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