Iターンで新規就農を目指すことは、本当に大変です。
「技術習得」はもちろん「住む場所の確保」「資金の確保」「農地の確保」「農機具の確保」「作業小屋の確保」そして「販売先の確保」・・・。
どれも新規就農者が共通して悩み、困ることと思います。
新規就農者が100人いれば、100通りの意見や考え、困りごとがあります。
ここでは「新規就農した私」が思うこと・感じたことを記しました。
≪関連ブログ≫
2020/04/06★新規就農を目指している皆さまへ(新規就農3ヶ月目の私が思うこと) - 思い立ったが吉日!
2020/07/29★新規就農を目指している皆さまへ(新規就農6ヶ月目の私が思うこと) - 思い立ったが吉日!
★「作業小屋」は絶対必須だが、準備するハードルが高すぎる現実!
農業を始めると、いろいろ必要なものが増えてきてそれを置く場所が必要になります。
農機具はもちろん、収穫期になれば収穫したものを一時保管・選果する場所、出荷するものを置いておく場所・・・とにかく「作業小屋」は必要です。
私たちが「作業小屋」を準備するべく、行ったコト
①就農する前から地主さんにその旨を伝え、了承を得る
②資金の準備
→【強い農業担い手づくり総合支援交付金】
→【青年等就農資金】
③図面と見積書の準備
④作業小屋を設置する農地の転用準備
②~④の準備に約5ヶ月、①~④では約1年の時間を要しました。
最終的には、これらの準備はすべて白紙になってしまいましたが、新規就農者がゼロから作業小屋を借りている農地に設置することは、想像以上に大変なことです。
新規就農1年生の私が、一番苦労したのは「作業小屋の確保」でした。
≪関連ブログ≫
2020/05/20★借りている農地に「作業小屋」を設置するために ~資金編~ - 思い立ったが吉日!
2020/06/19★借りている農地に「作業小屋」を設置するために ~図面と見積書編~ - 思い立ったが吉日!
2020/07/14★借りている農地に「作業小屋」を設置するために~農地転用編~ - 思い立ったが吉日!
★農業を始めることは「事業主」になることで、「都合のいい人」や「(タダで使える)従業員」ではない!
新規就農者は【空き農地を管理してくれる都合のいい人】でも【(タダで使える)従業員】でもありません。
でも、残念なことに・・・そう思っている人は少なからず、居ます。
“ん・・・?”と感じたならば「No!」と言う勇気も、時には必要です。
★販売先は、1ヶ所ではなく「複数ヶ所」探しておくべき!
ゼロからスタートの新規就農者は、販売先もゼロからスタート。
収穫したりんごたちを、一番効率よく販売するにはどうしたらいいのか・・・と考えつつ、いろいろな販売先にりんごを出荷しました。
直接、お客様に販売する以外は【販売手数料】が必須。
その手数料がかかっても、自分が納得できる利益を得ることができればいいので、いろいろな販売先に出荷して学ぶことはとても多かったです。
販売先も大事ですが、出荷するタイミングが肝だということも、1年間やってみてわかったことです。
農業は、【作物をつくるだけでは完結しません】。
農業は、【ギャンブル】のよう??
この収穫期に、1年分の生活費+α を稼がなければならないのですから・・・。
「作ることは、誰でも出来る」と、言われたことがあります。
「作ったものを、どう売るか」・・・が、ものすごく重要だということは理解していましたが、本当の意味で理解できたのは、実際に就農した今。
★あきらめなければ、可能性は【ゼロではない】!
何もやらずに「できない」と決めるのは、もったいない。
「できない」と決めるなら、挑戦してからでも遅くはないから。
→20歳の頃「バイクで日本一周する!」と決意した時に、思ったコト
→40歳過ぎで「農業を志す」と決意した時に、思ったコト
自分があきらめてしまえば、その瞬間から可能性は【ゼロ】になる。
自分があきらめなければ、可能性は【ゼロではない】!
→30代半ばで「営業職」に就いた時、気付かされたコト
これは「新規就農12ヶ月目」に思うことではなく、私がいつも心に留めていること。
この気持ちこそが、自分を突き動かす原動力。
楽しいばかりでは農業を続けられず、厳しい現実を突きつけられることもたくさんありました。
「新規就農1年生」は「事業主1年生」であり、事業主の大変さを改めて痛感。
それでも“やりがい”と“責任感”は計り知れず、りんく農園のりんごを選んでいただいたお客様の「おいしい」の声にたくさん励まされ、感謝の気持ちでいっぱいです!!
どうもありがとうございます!!
私たちが作ったりんごで「おいしい!」の笑顔を増やすことが、私たち夫婦の目標です。
来年も、よろしくお願い致します!!