思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

りんごの出張販売へ行ってきました!

 

12/28は職場の仕事納めと忘年会でしたが、私たちの仕事納めは【12/30】で、
今年収穫した “ふじ” の出張販売へ行ってきました。

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「オープン前、準備している様子」

 

朝04:45に会社を出発。
夜明け前なので外はまだ暗く、空は星がギラギラしていました。

途中で2回休憩を取り、高速道路を走ること2時間半で目的地に到着。
荷物を降ろして、セッティング。

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 「かご盛り(500円)は、売れたらその都度作り、販売しました」

 

≪用意したもの≫
  ●かご盛り          (自家用・   500円)→たくさん
  ●バケツ盛り       (自家用・1,000円)→たくさん(途中から販売)
  ●オープンケース (贈答用・1,500円)→60箱
  ●茶箱                  (自家用・2,500円)→50箱
  ●アウトレットジュース(おろしりんご・100円)→540本
  ●          (クランベリー・100円)→480本
  

 

いつもは09時オープンですが、今日は08時半にオープン。
オープン前はいつも、長蛇の列になるそうです。

f:id:agri-connect:20181230224940j:plain「販売場所は、メイン出入り口横の最優位置」


年の瀬の忙しい時期。
どれだけ売れるのか予想ができませんが、午前中が勝負と思い皆で声を出し
呼びかけました。

自分たちが手をかけて育て、選果・収穫したりんご。
おいしい自信100%なので、まずは立ち止まって試食を食べていただき購入に
つなげました。

 

15時半までの販売で、目標売上には及びませんでしたが、自分たちが作ったものを
出張販売する大変さと楽しさを学びました。

「今年の11月、りんご狩りに行ったのよ」とか
「以前、農場に買いに行っておいしかったから買いに来た」というお客様が居て
とても励みになりました。

試食を食べて「おいしい!」の声は、本当にうれしいものです!

 

今年の4月に北海道から長野県へ引っ越し、5月から仕事がスタート。
りんごの摘果作業から始まり、今日までいろいろな事を学び、経験させて
いただきました。

まだ1年経っていないのですが、とても充実した濃厚な時間を過ごしています。
年明けからは、次の収穫を左右するほど大切な剪定作業が始まります。

 

ぶどうの剪定・誘引作業が始まりました!(コンコード)

 

本来は2月頃に行うぶどう剪定作業ですが、今回は12月に実施。
これが吉と出るか凶と出るかは、来年の収穫時に答えがはっきりします。

 

剪定にあたり、今回はコンコードを栽培しているプロの方にお越しいただき
ご指導していただきました。

その後、指導していただいた先生の畑(コンコード)を見学。
とても手入れが行き届いているのが、すぐにわかりました。

先生の畑の選定作業2月になってからとの事。

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「先生のコンコード畑(10年生)。剪定はまだなのでこの状態が目指す完成形。」

 

 

先生の畑を見学してから、戻って剪定作業開始。

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「農場のコンコード畑(3年生)」 

 

≪剪定編≫

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「Before」               「After」

 

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「Before」               「After」

 

≪誘引編≫

剪定作業が一通り終わってから、見直しを兼ねて誘引作業をしました。

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「今回は、光で分解されない、通常よりも少し厚めのテープを使用」

 

剪定した枝を拾い集め、今年の剪定・誘引作業は終了です。

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「剪定した枝を拾い集めたら、思った以上にたくさんでビックリ!」 

 

りんご栽培がメインなので、手が空いた時しか手入れが出来ないのですが
次の収穫は今年の2倍を目標にしたいと考えています。

 

≪関連ブログ(コンコード)≫
 2018/06/22★ぶどうの誘引作業をしました! - 思い立ったが吉日!
 2018/09/24★ぶどうを収穫しました!(コンコード) - 思い立ったが吉日!

 

「お礼肥(おれいごえ)」を施しました!

 

りんごの収穫が終わった畑は、景色が一変しました。

f:id:agri-connect:20181221231344j:plain「みんな、おつかれさま! どうもありがとう!!」

 

春の開花、夏の猛暑や台風など自然の厳しい洗礼を乗り越え、おいしいりんごを
実らせてくれた感謝の気持ちで肥料を施しました(=お礼肥)。

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f:id:agri-connect:20181221231445j:plain「トラクターで “お礼肥” を施している様子」


 

≪「お礼肥」の目的 ≫
  ①消耗した樹勢を回復させるため
  ②来年の成長に必要な “貯蔵養分” を蓄積するため

 ≪関連ブログ≫
    2018/06/03★6月は “貯蔵養分” と ”同化養分” の転換期! - 思い立ったが吉日!

 

収穫が終わりひと段落したように思いますが、次の収穫に向けて動き出します。
年明けから、りんごの選定作業が始まり、春まで続きます。

 

段ボールコンポスト7号が稼働しました

 

今年の4月に長野県へ引っ越してから「コンポスト5号」を作り、稼働させて
いました。

 ≪関連ブログ≫
  段ボールコンポスト(2年分のふりかえり) - 思い立ったが吉日!


9月に「コンポスト6号」を稼働させ、5号の中身は畑へすき込みました。
(その時の画像は、撮ることをすっかり忘れていました・・・。)

 先日、「コンポスト7号」が稼働し、6号は熟成中です。


≪コンポスト7号(12/16~稼働中)≫

①段ボール箱を2重にして、補強します。

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「今回は、同じぐらいの箱があったので、すっぽり入れて2重に補強しました」

 

「ピートモス」「くん炭」を入れます(今回は適当に【3:2】を投入)

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「ピートモス:くん炭= 3 : 2 」
 

③よく混ぜて出来上がり!
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≪コンポスト6号(09/09~12/15:稼働期間、12/16~熟成中

何も投入せずに、毎日かき混ぜて熟成させます。

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寒くなってきましたが、発酵が進んでいるのでほんわか温かいです。

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後日、コンポストたちに毛布をかけました。
様子を見ながらですが、今回の冬は縁側で段ボールコンポストを継続する予定です。

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「寒いので、発酵・熟成はゆっくりになると思います」

 

今年の選果作業が終了しました!

 

りんごの収穫が8月下旬から始まり、ふじの収穫時期が選果作業の最盛期でした。
たくさんあったりんごは全て選果され、今年の選果作業が終了しました。

たくさんりんごを選果しましたが、
キズがなく・色付きが良く・糖度が高く・蜜入りが良い【贈答用】として使える
りんごは、ごくごく一部なのだと痛感しました。

 

勤めている農場は、蜜センサー搭載の素晴らしい選果機があります。
見えないりんごの中身を、機械が判別してくれます。

選果に迷った時は、選果機で糖度や蜜入りを確認でき、気になった時はりんごを
切って中の状態を目で確認し、迷いに答えを見つけるようにしてきました。

f:id:agri-connect:20181220235213j:plain「選果機による選果作業」 

 

私が新規就農する時は、高価な選果機は購入できません。

自分の手で触った感覚(しっとり感)や、色や形などを五感で判別する
“手選果(てせんか)”のみです。

触った時の感覚(しっとり感)は、選り取り収穫の時でも必要なことで、習得するには
経験を積む以外ないと考えます。

 ≪関連ブログ≫
  2018/10/08★とても希少な “蜜入りが多い黄色いりんご” の収穫が始まりました! - 思い立ったが吉日!
      
2018/11/14★“ふじ” の選り取り(えりどり)収穫が始まりました! - 思い立ったが吉日!

 

扱っているものが “なまもの” なので、鮮度があります。

贈答用として出荷できないりんごを、どのように販売するか。
りんごを加工するとしても、何に加工するか。

考えるコト・思うコトは、山ほどあります。

自然のものなので、一つとして “同じもの” はありません。
色も形も、同じりんごですがみんな違います。
台風で樹が折れたり、実が落ちたり、キズが付くこともしばしば。

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収穫時期に一年分の収入を得ることが必須なので、果樹農家は “ギャンブル” のようだなぁ・・・と思います。

そして今は、その "ギャンブル" に挑む準備を着々と進めています。

 

玉ねぎの植え付け・・・その後(O・P黄)

 

10月下旬に植え付けした玉ねぎ(O・P黄)の苗は、うまく根付きすくすくと育って
います。

f:id:agri-connect:20181217215612j:plain「2018 / 11 / 08」

 

f:id:agri-connect:20181217215631j:plain「2018 / 11 / 21」

 

この時期でも、マルチの隙間から雑草が伸びてきます。
180個ほどのマルチの隙間の雑草取りをして、スッキリしました!

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「Before:小さい雑草がびっしり・・・」 「After:スッキリしました!」

f:id:agri-connect:20181217215721j:plain「2018 / 12/ 08」

このまま順調に越冬できますように・・・。

≪玉ねぎ(O・P黄)観察日記≫
 2018/10/31★玉ねぎを植え付けました(O・P黄) - 思い立ったが吉日!

  

「農機具リース」の学習会に参加しました!

 

松川 ICから車で1~2分の場所に、松川町農村観光交流センター「みらい」が
あります(通称:「みらい」)。

f:id:agri-connect:20181216193924j:plain「松川町農村観光交流センター「みらい」の外観」 

 

観光客の方々が情報収集できる観光案内所でもありますが、新規就農を目指して
いる私たちにとっては、農業に関する情報を得るための大切な場所です。

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「松川ICから車で1~2分、左側。この看板が目印!」

 

先日、農機具リースの話が聞けるとのことで、学習会に参加しました。

農業を営むにあたり、農機具は必要不可欠なアイテム。
高額なものなので、中古農機具でも決して安価なものではありません。
農機具取得のために「購入」以外に「リース」という方法もあるとの事で、
これからの情報として興味が湧きました。

 

 

まず!!「リース」とは何か??

私自身、わかっているようできちんと理解できていませんでした・・・。

 

「リース」とは・・・ 企業などが自由に選んだ機械設備をリース会社が購入
              し、それを長期にわたり賃貸する取引のこと。

  ※ここでいう「企業」は「農業経営者」「機械設備」は「農業機械・農業設備」のこと

 

現金払い、ローン「購入」が前提・・・所有者:購入者(自分)
リース「賃貸」が前提                  ・・・所有者:リース会社

 

 

今回は【JA三井リース株式会社】のご担当者様からお話をお伺いしました。

 

今までは営農3年以上の方向けのプランしかなかったようです。

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【農業かんたんサポート】
  ●営農10年以上で、最高3,000万円(契約残高の上限額)
  ●営農3年以上10年未満で、最高1,500万円(   〃   )
   ※営農3年未満は、適用不可f:id:agri-connect:20181216194710j:plain

今まで、新規就農者は「現金払い」「ローン」しか選択肢がなかったようです。


ここで朗報!
今年の4月から、営農3年未満でも適用されるサービスがスタートしました。

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【スタートアップサポート】
  ●新規就農者から適用で、1,000万円までサポート可

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今年の4月から適用された【スタートアップサポート】により、新規就農者も
農機具購入の際に「現金払い」「ローン」「リース」と選べるようになりました。

 

≪「リース」のメリット≫

 →かかるリース費用は全額経費計上できる
 →リース会社によって、独自のメリットがある
        ・支払方法を自由に選べる:年払い、月払い、不均等払い
     ・連帯保証人原則不要
     ・リース終了後は、残価支払いで購入できる・・・など

 

「現金払い」「ローン」「リース」
 それぞれメリット・デメリットがあると思います。

考え方やお財布事情によって、自分が一番いいと思う手段がベストなのだと思います。

 

選ぶ・選ばないは別として、新規就農者向けの「リース」プランができた事は
感謝するべきことと思いました。