思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

「一輪摘果」を始めました! 2021

 

ふじの「果そう摘果」が終わりました。
あとは、2通りあるシナノスイートの摘果が終われば、摘果作業がひと回りします。

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「2021 / 05 / 15:シナノスイート(わい化)」

≪関連ブログ≫
 2021/04/22★「花そう摘花」を始めました!2021 - 思い立ったが吉日!
 2021/05/08★摘花から摘果へ!2021 ~受粉隊長たち、ありがとう!~ - 思い立ったが吉日!

 

受粉したがだいぶ大きくなってきたので、今日の摘果(シナノスイート)から
「一輪摘果」を始めました。

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「2021 / 05 / 15:ここまで大きくなれば、ひと安心?(シナノスイート(わい化))」

 

が咲き始めた頃は、シナノスイートよりふじの方がたくさん花を咲かせていたように見えたので“シナノスイート、大丈夫かな?”と心配でした。

 

今となっては、シナノスイートの方がは大きくしっかりしています。

目通り(目の高さ)より下は、ふじと同じく霜の被害でほとんど実が付いていないのですが、樹の上の方は中心果が残っているものが多いです。

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「2021 / 05 / 15:”中心花・中心果”を残すのは、摘花・摘果が鉄則!」

りんごの花は、複数(5~6個)の花が集まって咲きます(=花そう)。

花そうの多くは、真ん中の花(中心花:ちゅうしんか)が一番先に咲き始め、
あとから周りの花(側花:そっか)が咲き始めます。

中心花は、一番先に咲くので生育が早く一番大きくなりますが、時期的に霜の被害を一番受けやすくなります。
 ≪関連ブログ≫ 2019/06/15★りんごの摘果作業が続いています! - 思い立ったが吉日!


過去のブログを見ると、毎年の被害に遭っていますが、それでも収穫はできているので、今年も(たぶん)大丈夫だと思っていますが、個人的には台風が心配です。

昨年は台風の上陸がなかったので、とてもいい状態でシナノスイートの収穫を迎えることができました。
≪関連ブログ≫
 2020/10/09★‟シナノスイート”と“秋映(あきばえ)”の収穫をしました! - 思い立ったが吉日!

 

 

今年で新規就農2年目ですが、農業を始めて感じるのは「考えるコト」の多さ。

自然相手なので天気を含めた栽培に関することはもちろん、経営に関することは、会社員の時より当たり前にシビアです。

日々の作業すべてが、収穫につながっています。
出荷して、その対価としての売上から経費を引いた利益がその年の所得

書き出すと当たり前のコトなのですが、りんご農家としては「りんご」がなければお話にならず、天災は死活問題。

・・・でも、天災はまだ諦めがつくので、もっとタチが悪いのは人災
(個人的には、人災で振り回される時間が最も無駄だと痛感しています)。

今年は人災がほとんどないので、天災があっても「りんご栽培」に専念できる今の環境に感謝です!!

 

摘花から摘果へ!2021 ~受粉隊長たち、ありがとう!~

 

朝の冷え込みで、目通り(自分の目線)より下に咲いた花のほとんどが、の被害で壊滅的・・・。
それでも樹の上の方は被害を免れ、花が実になってきました

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「2021 / 05 / 06:少しふっくらしてきたのは、受粉成功のしるし」

 

2021年05月04日(火)
今朝も冷え込みましたが、日中は25℃近くまで気温が上昇。
どこから来たのか、受粉隊長たち(ミツバチ)がたくさん畑へ来て仕事をしていました。

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「2021 / 05 / 06:一生懸命、お仕事中。暖かいので、はかどっているようです」

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「2021 / 05 / 06:畑の様子(わい化のふじ)」

 

2021年05月06日(木)
花が頼りなげで受粉しているのか心配でしたが、受粉隊長たちのおかげで花から実になってきました。

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「2021 / 05 / 06:花から実へ(わい化のふじ)」

 

今のりんく農園は、「シナノスイート」が少しと、ほとんどが「ふじ」

畑を借りた時に受粉樹「メイポール」がありましたが、重度の病気だったため伐採。
 ≪関連ブログ≫ 2019/04/30★果樹園の “受粉隊長たち” ! - 思い立ったが吉日!

りんごは同じ品種では受粉できないので、受粉隊長たちがあちこち飛び回って受粉してくれたのだと思います。

働き者の受粉隊長たちに、感謝です!!

 

2021年5月8日(土)
畑と自宅の往復をしている道で、キジをよく見かける場所があり「キジゾーン」と呼んでいます。

今日も居ました、キジさん!

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「2021 / 05 / 08:横断したい・・・のかな?」

 

だいぶ膨らんできていますが、まだ「果そう摘果」で進めています。
そろそろ良さそうですが、もう少し大きくなるのを待ってから「一輪摘果」を始める予定です。

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「2021 / 05 / 08:樹の上の方は、中心果も霜の被害を免れました」


地域の農家さんと話をしても、やはりの被害はあるそうです。

今年は花の咲き始めが早かったあとに、冷え込んで早朝に霜が降りたので被害が増えてしまったのだと思います。

花は咲いたが、霜でひとつも実が付いていない樹が数本あり、
“今年は(りんごの収穫)大丈夫かな・・・”と心配になりました。

それでも「被害を免れた樹の上の方を多めに残すよう調整しながら摘花・摘果をすれば、なんとかなるのでは??」と、感じています。
・・・が、収穫するまでどう転ぶかわからない農業は、ギャンブルそのもの。

  ≪関連ブログ≫ 2021/04/22★「花そう摘花」を始めました!2021 - 思い立ったが吉日!

 

ジュースの販売を始めました!(道の駅 編)

 

昨年、収穫した「ふじ」で、ジュースを作りました。
すりおろしたりんごの果肉が入った、数量限定のりんごジュースです!!

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「太陽の光をたくさん浴びて育った【サンふじ】で作りました。果汁100%」

 

ラベルを考案・作成・貼り付けして準備を整え、昨日(05/03)に初納品しました!!

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「断然、お得な大容量!!(おろしりんご 1000ml)」

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「がぶ飲み・飲みきり! お手ごろサイズ!(おろしりんご 180ml)」

初めての納品先は「道の駅・木曽福島」です。
昨年の11月、りんごの出張販売でお世話になり、そのご縁でジュースを置かせていただくことを確約していました。
 ≪関連ブログ≫
  2020/11/08★りんごの出張販売へ行ってきました! ~道の駅 木曽福島~ - 思い立ったが吉日!

 ≪道の駅・木曽福島≫ http://www.michinoeki-kisofukushima.jp/

 ・おろしりんご1000ml→790円(「道の駅・木曽福島」店頭価格)
 ・おろしりんご180ml  →290円(「道の駅・木曽福島)店頭価格)

 

ネット販売は、ただいま調整中です。
※ネット販売では【1000mlのみ】の販売となるため、180mlは「道の駅・木曽福島」限定の取り扱いとなります。

 

りんご果汁100%!!
太陽の光をたくさん浴びて育った【サンふじ】で作りました。
りんごの果肉たっぷり、贅沢なジュースに仕上がっています!!

 ※【サンふじ】「サン」は、太陽の「Sun」
    袋がけせず、太陽の光をたくさん浴びて育てた「ふじ」のこと。

 

お近くへお越しの際には、ぜひお試しください!!

 ≪関連ブログ≫
  2020/11/13★“ふじ”の選り取り収穫が始まりました! - 思い立ったが吉日!
  2020/11/21★ふじの全取り収穫を始めました! ~カラスの襲撃~ - 思い立ったが吉日!
  2020/11/28★毎日、「収穫&選果」が続いています! - 思い立ったが吉日!
  2020/11/30★今年の収穫がすべて終わりました!2020 - 思い立ったが吉日!
  2020/12/06★今年のりんごのご注文は、そろそろ終了となります!2020 - 思い立ったが吉日!
  2020/12/11★今年のりんごは終了しました!2020 - 思い立ったが吉日!

 

ハスカップは花から実、そして色づきへ! 2021

 

2021年4月20日(火)
今年はカワイイ珍客(メジロ)を見ることができませんでしたが、受粉隊長たち(ミツバチ)が来てくれたおかげで、受粉が成功して小さい実を付け始めました!
 ≪関連ブログ≫ 2020/04/03★ハスカップの花に誘われて来た “カワイイ珍客” - 思い立ったが吉日!

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「2021 / 04 / 20:ここからは、おいしい実を作るためにが大切な時期!」

 

2021年4月30日(金)
今年のハスカップのは、ほぼ咲き終わりました。

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「2021 / 04 / 30:庭のハスカップたち(一部)」

葉の内側には、がたくさん付き始めています!

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「2021 / 04 / 30:この時期のは、葉と同化して”かくれんぼ”」

そして、いち早く色づき始めた実がありました!!

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「2021 / 04 / 30:もう少し色づきを待ってから収穫します」

 

花の咲き始めは昨年と同じでしたが、ここにきて1~2週間ぐらい生育が早いように感じます(早ければ、GW明けには収穫が始まるかも?)
 ≪関連ブログ≫ 2021/03/24★ハスカップの花が咲き始めました! 2021 - 思い立ったが吉日!

実が色づき始めると、ひよどりの「ぴーや」が実を食べに来るので、これからは要注意な季節です。

≪ハスカップ観察日記≫
   ハスカップ 観察日記 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!

 

「花そう摘花」を始めました!2021

 

りんごのが咲いてきました!!
昨年は蕾の時からの摘蕾(てきらい)作業でしたが、今年は花が咲いてから摘花作業を始めました。

昨年より花の咲き始めが早く、朝の冷え込みでの被害があり、厳しい幕開けとなりました。
  ≪関連ブログ≫ 2020/04/30★摘蕾(てきらい)&摘花(てきか)作業を始めました! - 思い立ったが吉日!

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「2021 / 04 / 22:今日から摘花作業を始めました!(わい化のふじ)」

 

自分の目線より下に咲いた花のほとんどは、の被害のため、触ると花がポロポロ全部取れてしまいます・・・。

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「2021 / 04 / 22:ビックリするくらい、簡単に、取れてしまいます・・・」

 

 

摘花作業は「花そう摘花」「一輪摘花」があります。

どちらのやり方にするのかは個々の農家さんの考えによりますが、りんく農園では
「花そう摘花」で摘花作業を始めました。

 ≪「花そう摘花」とは・・?≫ 2019/05/06★「花そう摘花」が始まりました! - 思い立ったが吉日!

 

摘花作業をしていたら、受粉隊長(ミツバチ)がやってきました。

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「2021 / 04 / 22:ここの畑はいつも風が強いのに、よく来てくれています!」

  

昨年は畑に“受粉隊長たちの家”を置いて、毎日様子を見に行くのを日課として楽しみにしていました。
≪関連ブログ≫
 2020/04/29★受粉隊長たちがやってきました!(ミツバチたち) - 思い立ったが吉日!
 2020/05/08★“受粉隊長たち”のおかげで、摘花から摘果へ! - 思い立ったが吉日!

 

今年は「畑の引っ越し」のため、この地域の共同でミツバチを借りるグループに加入したので、りんく農園に “受粉隊長たちの家”はありませんが、こうして来てくれているので安心しました。

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「2021 / 04 / 22:受粉隊長(ミツバチ)はとっても働き者です!!」

 

りんごの花に来てくれる“受粉隊長たち”が、とてもかわいくて、大好きです!!
来年はやはり、畑に“受粉隊長たちの家”を置きたいです!!

「畑の引っ越し」をしたので条件が同じではありませんが、昨年よりの被害が多いと感じています。

新たなの被害を想定して、気持ち多めに花そうを残しつつ「花そう摘花」で進めていきます。

 

新規就農を目指している皆さまへ(新規就農15ヶ月目の私が思うこと)

 

Iターンで新規就農を目指すことは、本当に大変です。
技術習得」はもちろんむ場所の確保」資金の確保」農地の確保」「農機具の確保」「作業小屋の確保」そして販売先の確保」・・・。

どれも新規就農者が共通して悩み、困ることと思います。


★JAという組織・・新規就農者はうまく活用するべき&らざるを得ない現実

就農する前、研修している時にJAの選果場に出荷すると、手数料がとてもかかる」ということをよく耳にしていました。

多くの手数料がかかるJA出荷するより、自分で直接お客様へ販売できれば手数料はかかりません。

でもこれは、何年も農業を経営している人の意見・考えで、新規就農者にとってはこの限りではないことは、就農するまではわかりませんでした。

 

確かに!!
JAの選果場へ出荷すると、売上約40%手数料で引かれてしまいます。
 ※“JAみなみ信州”“りんご”出荷の場合

でも、すべてがゼロから始める新規就農者は、お客様もゼロ
心を込めて育てた、たくさんのりんごをどこへ販売すれば・・・。

まず新規就農者が頼るべきは、やはりJAなのかと思います。
いいものを作り、早く出荷すれば手数料がかかっても確実にお金になります(JA以外の売り先確保は、必須ですが・・・)。

売り先がなくて、販売のタイミングを逃したり、腐らせてしまえば収入はゼロ

それでも「JA出荷するより、自分で販売できれば(手数料がかからず)儲かる」と言い張るのならば、新規就農者が作ったりんごをすべて効率よく高値で完売するための方法と、お客様をぜひ紹介してください。


スムーズに新規就農するための近道は「JAの研修制度」なのでは??
(※個人的な見解です)

農業の技術を習得して、新規就農する手段はいくつかあります。
里親制度や、今は地域おこし協力隊として就任してから技術を学ぶ方法もあります。

そしてJAでも、新規就農者の受け入れや研修制度も実施しています。
実際に、私の友人もJAの研修制度を活用して新規就農をしました。

 

【里親制度】は、研修を受けるために里親へお金の支払いが生じます。
そして収入源は・・・手持ちの資金が肝になるかと。

【地域おこし協力隊】は、各市町村の役場が主体となっています。
任期はおよそ2~3年で、収入源は市町村の役場から月々支払われます。

役場と協力隊員の温度差もあり、全国的にトラブルもあり、そして【役場】が主体・・・ということが、大きな引っかかりだと私は感じます。

■JAみなみ信州が実施している【南信州担い手就農研修制度】では、技術指導と推奨する複合経営モデルがあります。
 ≪南信州担い手就農ナビ≫ 南信州担い手就農ナビ - 長野県南信州での就農をプロデュース

 実際に私の友人はこの研修制度を利用して「キュウリ+市田柿」び、
「ブドウ+市田柿」就農しました。

JA職員の方との面談の中で「キュウリは儲かる」ということと、この研修制度では「キュウリ」の栽培技術が学べるので、万一、経営が厳しい場合は「キュウリ」へ方向転換が可能ということまで、JA側が考えていることに感銘を受けました(役場主体では、ここまで考えてはくれないから)。

JAが持っているデータ成功事例をもとに作成された複合経営モデルがいくつかあるので、説得力もあります。

技術を身に付けた後の就農地も、南信州内ならどこでも選べることも魅力。

そして役場とJAが連携しているので、就農後にトラブルが生じた時も問題解決のために相談に乗っていただける感じがしました(役場だけでは問題解決にはつながらないことを私は知っています)。

私の経験ですが、役場(松川町役場:営農センターみらい)の対応に今まで何度となくガッカリさせられたことを思い踏まえれば、JAも連携している方が新規就農者の成功率が高いと考えます。

決して!! JAをひいきしているわけではありません。
でも、なぜJA推しかと言うと・・・
 確実に就農できるための計画が、しっかりできているから
 就農後に、生活できるための技術をしっかり習得できるから

別の言い方をすれば、【里親制度】や【役場が主体の地域おこし協力隊】は、上記のことまで考えて新規就農者を受け入れているのだろうか・・・と、疑問に思うから。

もちろん、キチンと実施しているところもあります。

その一方で、研修という名の「タダの労働力」として扱われたり、計画ナシとりあえず募集して、あとは行き当たりバッタリ「手探り状態」というところもあります(そういう自治体を、私はいくつか知っています)。

新規就農者は【空き農地を管理してくれる都合のいい人】と考えているも居るし、自治体もたくさんあります。

時間は平等ですが、永遠ではありません。
誰もが1秒前ですら戻れないし、過ぎた時間はお金を払っても買えません。
就農するための研修期間は、自分の未来を大きく左右する重要な時期です。

安易に飛びつかず、たくさんたくさん情報を集めて、慎重に決めるべきです。

ちなみに!!
私たちは、技術習得の研修を受けたい農業法人直接お問い合わせして、私も夫も
正社員として雇っていただき、技術習得しました(1年8ヶ月)。

役場もJAも頼らず、直接交渉です。

正社員なので月々の給料をいただけたため、研修中に多少の貯金もできました。
新規就農をした今「この農業法人で研修を受けることができてよかった!!」と心底思っています!



リスクを負っても「畑の引っ越し」をして心底よかったと思える
「畑の引っ越し」は、畑のことだけではなく【JA】【農業次世代人材投資資金】のことなども関係してきます。
 ≪関連ブログ≫ 新規就農者の「畑の引っ越し」 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!


【JAの管轄変更】について
就農1年目は松川町だったので、JAの管轄は「JAみなみ信州」
就農2年目は中川村なので、JAの管轄は「JA上伊那」

の所在地でJAの管轄が変わるので、JAの組合員も再度加入し、JAの通帳も再度口座開設したりと、手続きがひと手間ふた手間かかりました。

 

【農業次世代人材投資資金(経営開始型)】について
んでいるところは松川町ですが、「畑の引っ越し」をしたことでの所在地の市町村中川村の役場にて【農業次世代人材投資資金】の手続きを行うことになります。

新規就農2年目で私のような「畑の引っ越し」はほぼ皆無な話で、役場や県でもわからないことがあり、農林水産省へ直接お問い合わせをしました。

【農業次世代人材投資資金】の交付金制度ですが、いろいろな決定権受け入れ先の役場にあるそうです。

つまり、(受け入れ先の)中川村役場が【OK】か【NG】かという判断ができます。
(※国の制度ですが市町村が決定したことに、国は口出しをしない・・・ということ)

当初は、最悪の事態(⇒交付されないこと)も覚悟していましたが、中川村役場ではいろいろなコトを踏まえた上で、受け入れていただけることになりました。

中川村の畑の話をいただいた後から、中川村役場の方と【農業次世代人材投資資金】のことで、かなりの時間を費やして話を重ねてきました。

現在は【農業次世代人材投資資金】の交付に向けて手続きを進めているところです。

 

新規就農者の「畑の引っ越し」はいろいろな意味でリスク大きいです。

はじめに就農した松川町を離れることは、農業経営に関わる【農業次世代人材投資資金】が交付されないリスクを伴う・・・ということは覚悟していました。

でもあのまま松川町で就農を継続することこそ農業経営危機を招くことになり兼ねなかった・・・と、今は強く思います。

≪【りんご農家】就農1年生(松川町)≫ 
  【りんご農家】就農1年生 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!

 

新規就農15ヶ月目、「畑の引っ越し」をして3ヶ月目ですが、この決断は間違っていなかったと言えるよう、しっかり農作業に励み必ず成功させます!!

≪関連ブログ≫
   2020/04/06★新規就農を目指している皆さまへ(新規就農3ヶ月目の私が思うこと) - 思い立ったが吉日!
   2020/07/29★新規就農を目指している皆さまへ(新規就農6ヶ月目の私が思うこと) - 思い立ったが吉日!
   2020/12/28★新規就農を目指している皆さまへ(新規就農12ヶ月目の私が思うこと) - 思い立ったが吉日!

≪新規就農者が直面する悩み≫
  新規就農者が直面する悩み カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!

≪新規就農者の「畑の引っ越し」≫
  新規就農者の「畑の引っ越し」 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!

≪農業次世代人材投資資金(経営開始型)≫
  「農業次世代人材投資資金(経営開始型)」 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!

 

「今年はりんごの開花が早い」と、言われていますが・・・


ここ数日、朝は冷え込みましたが日中は暖かい陽気が続き、りんごの生育が昨年と比べて7~10日早い】という情報が入ってきています。

「りんく農園」のりんごたちは、ようやくお化粧が整い、そろそろ咲きそうな感じになってきました。

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「2021 / 04 / 11:畑のりんごたち(わい化のふじ)」

 

そして、自宅の庭にてで育てている「ぐんま名月」は、すでに中心花も側花も咲き始めています。

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「2021 / 04 / 11:花が咲きました!(ぐんま名月)」

 

「ぐんま名月」を2つ育てていて、右側は花が咲いていますが、左側は未だ入念にお化粧をしているようでようやく芽吹いてきました。

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「2021 / 04 / 11:昨年はこんなに生育差はなかったので、とても不思議です」


りんごは「違う品種の花粉」で受粉します。
昨年は「つがる」の花を持ってきました。

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 ≪昨年のブログより≫
  2020/05/03★ぐんま名月の苗木、こんなに大きくなりました! - 思い立ったが吉日!

 

今年は・・・畑のりんごはまだ蕾で、早生種のりんごもないので取り急ぎ 「ふじ」の蕾が付いた枝を持ってきましたが、無事に受粉をしてくれるのでしょうか???

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「2021 / 04 / 11:受粉・・・できるかな?」


松川町から中川村へ「畑の引っ越し」をしたので、いろいろが昨年と同じではないのですが、昨年はりんごの蕾が赤くなり始めた時期は【04/19前後】

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≪昨年のブログより≫ 2020/04/22★もう少しでりんごの花が咲きそうです! - 思い立ったが吉日!

 

やはり一週間ぐらい早いのかな・・・と思いますが、個々のお化粧の具合もあるようなので、花を咲かせる時期はりんごに任せ、私たちはお手伝いをするのみです。

朝の低温(→凍霜害)や受粉隊長たち(ミツバチ)のことなど、なにかと心配事が多い時期でもあります。