思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

近々、畑を引っ越します

 

昨年5月下旬から、職場の畑を借りて野菜を育てていましたが、りんごの樹を植える
ことになり、近々引っ越す予定です。

f:id:agri-connect:20190320214034j:plain「借りている畑のすぐ横に、りんごの樹が50本ほど植えてあります」

 

 

 昨年の秋に植え付けた【玉ねぎ(O・P黄)、ニンニク(富良野在来、アホモラード)、赤玉ねぎ】の収穫が終わり次第、今までの畑はお返しします。

f:id:agri-connect:20190320214239j:plain
f:id:agri-connect:20190320214710j:plain
f:id:agri-connect:20190320214725j:plain

「玉ねぎ(O・P黄)」   「赤玉ねぎ:半分以上、枯れてしまいました・・・」

f:id:agri-connect:20190320214255j:plain
f:id:agri-connect:20190320214653j:plain

「ニンニク(富良野在来)」        「ニンニク(アホモラード)」

ちなみに、引っ越し先はコチラ ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

f:id:agri-connect:20190320215320j:plain
「すぐ近くで、今まで借りていた畑よりかなり広いです」

 

今年のジャガイモは、こちらの畑に植える予定です。

 

病患部の削り取り作業が始まりました!(腐らん病②)

 

前回につづき、“腐らん病” のお話です。
 ≪関連ブログ≫
  2019/03/14★病患部の削り取り作業が始まりました!(腐らん病①) - 思い立ったが吉日!

 

≪“腐らん病”とは

 ■腐らん病の菌は、胞子を噴出して樹の傷口から侵入する

 ■腐らん病になった樹から、胞子を噴出して他の樹へ感染する

 ■樹皮を褐変・軟化腐敗させ、病患部が枝や幹を一周すると、その先へ養分が
   行き渡らなくなり枯死する

 ■腐らん病は、黒い病斑が特徴
   病患部は陥没していたり、ヒビ割れたようになる(下記画像参照)。

f:id:agri-connect:20220218222738j:plain

f:id:agri-connect:20220218222753j:plain
f:id:agri-connect:20220218222757j:plain

 

 ■ 初期は黒い病斑が見られず、樹皮の色に変化(赤っぽい色)が現れる。

 ■腐らん病は、アルコールのようなフルーティーのような独特の香りがする
  (昨年に進行した部分は乾燥していて、香りはしない)。

 ■病気の進行が早く、早期発見・早期治療が最善策だが、治療しても転移して
   再発する可能性がある

 

≪治療法≫
  ⇒病患部を 全て削り取り、薬を塗布 する。

  ⇒腐らん病が広範囲に進行している場合は 切り落とす
   (病患部が枝や幹を一周すると、その先へ養分が行き渡らなくなり
    治療しても枯死するため


≪かかりやすい品種≫
   紅玉、ジョナゴールド、王林、つがる、陽光

 

前回につづき、“腐らん病”の事例です 。

★“腐らん病”を発見!

f:id:agri-connect:20190323234952j:plain

f:id:agri-connect:20190323235047j:plain
f:id:agri-connect:20190323235059j:plain

「樹皮の色が明らかに違っていたので、すぐに気づきました」

 

★病患部を削り取る

f:id:agri-connect:20190323234952j:plain
f:id:agri-connect:20190324000237j:plain

「削り取り:Before①」         「削り取り:After①」

 

茶色の部分を削り、形成層(黄色い部分)が出るまで削りました。
形成層の下が “薄い茶色” になっているのは、
腐らん病がさらに進行しているため!!

f:id:agri-connect:20190324000330j:plain
「この茶色い部分が出てこなくなるまで削り取ります」

 

★病患部の削り取り完了

f:id:agri-connect:20190324001606j:plain

 

この部分だけで、なんとかつながっています(削っていない部分:約15㎜)
健康な部分が20㎜以上残っている状態が理想ですが、薬を塗布して様子をみます。

f:id:agri-connect:20190324001633j:plain
「もし再発すれば(病患部が一周してしまうので)来年は切ることになります」

 

★薬を塗布

f:id:agri-connect:20190324002037j:plain

 

 

同じ枝の反対側。

こちら側も、腐らん病が進行しています。

f:id:agri-connect:20190324003509j:plain

 

“腐らん病”の特徴である「黒い病斑」がハッキリわかります。

f:id:agri-connect:20190324003557j:plain
「上記画像の、黄色い丸印部分」

 

★病患部を削り取る

f:id:agri-connect:20190324004521j:plain
f:id:agri-connect:20190324004532j:plain

「削り取り:Before②」         「削り取り:After②」

 

★薬を塗布

f:id:agri-connect:20190324004532j:plain
f:id:agri-connect:20190324205453j:plain

「塗布:Before」            「塗布:After」

 

同じ樹が2つとして無いように、進行状況もさまざまです。
見つけることができれば、方法さえ知っていれば誰でも治せます。

今回、たくさんの樹を見て・触って・治療しましたが、回数を重ねるごとに
最初は見えなかったものに気付くことができるようになりました。

病患部をいかに早期発見できるかが、とても難しく、重要だと思います。 

 

≪関連ブログ≫
   2019/02/18★りんごの剪定作業が始まりました!③:ふじの成木(15年生) - 思い立ったが吉日!
  2019/03/14★病患部の削り取り作業が始まりました!(腐らん病①) - 思い立ったが吉日!

 

りんごの種が続々と発芽してきました!(観察します④)

 

昨年10月下旬ごろからりんごの種を蒔き、いち早く発芽した“シナノスイート”
“蜜入りの多い黄色いりんご”が、無事に(?)年を越しました。
(もしかしたら、シナノスイートは枯れてしまっているかも・・・)

f:id:agri-connect:20190320215655j:plain
f:id:agri-connect:20190320215715j:plain

「2019/03/17:シナノスイート」      「2019/03/17:蜜入りの多い黄色いりんご」

 ≪関連ブログ≫
      2019/01/07★りんごの種が発芽・・・その後(観察します③) - 思い立ったが吉日!


同じ時期に蒔いた種たちは、暖かくなってきた3月に続々と発芽してきました!

f:id:agri-connect:20190320222851j:plain
f:id:agri-connect:20190320222901j:plain
f:id:agri-connect:20190320222912j:plain
f:id:agri-connect:20190320222921j:plain
f:id:agri-connect:20190320222933j:plain
f:id:agri-connect:20190320223928j:plain
f:id:agri-connect:20190320223939j:plain
f:id:agri-connect:20190320224000j:plain
f:id:agri-connect:20190320224016j:plain
f:id:agri-connect:20190320225913j:plain
f:id:agri-connect:20190320225923j:plain
f:id:agri-connect:20190320225933j:plain
f:id:agri-connect:20190320225947j:plain
f:id:agri-connect:20190320230118j:plain
f:id:agri-connect:20190320230236j:plain
f:id:agri-connect:20190320230201j:plain
f:id:agri-connect:20190320230214j:plain
f:id:agri-connect:20190320230225j:plain

「新たに 18個 の種が発芽しました!!」


今年の1月に蒔いた種たちは、まだ発芽していません。f:id:agri-connect:20190320215852j:plain


ちなみに、梨の種も蒔きました。f:id:agri-connect:20190320222824j:plain
「発芽率100%です!」


育つまでに時間はかかりますが、どのように成長するのか楽しみです!!

 

≪りんごの種 観察日記≫
      2018/10/21★りんごの種を蒔きました(観察します①) - 思い立ったが吉日!
      2018/12/05★りんごの種から芽が出てきました!(観察します②) - 思い立ったが吉日!
     
     2019/01/07★りんごの種が発芽・・・その後(観察します③) - 思い立ったが吉日!

 

 

イチゴの花が咲き始めました

 

昨年の秋にプランターヘ植え替えたイチゴの苗は、無事に越冬しました。

f:id:agri-connect:20190317214214j:plain
f:id:agri-connect:20190317214229j:plain

「2019/01/24:週1回ほど水やりをして、枯れている葉は取り除きました」

 

f:id:agri-connect:20190317215740j:plain
f:id:agri-connect:20190317215752j:plain

「2019/03/06:イチゴの花が咲きました!(どちらもサントリーの苗)」

 

まだ冷え込む日が続くので、不織布は外せません。

f:id:agri-connect:20190317215853j:plain

 ※画像上のプランター:デルモンテの苗「めちゃウマッ!いちご」
 ※画像下のプランター:サントリーの苗「らくなりイチゴ」

f:id:agri-connect:20190317220048j:plain
f:id:agri-connect:20190317220102j:plain

「花が咲いた、サントリーの苗「らくなりイチゴ」」

 

ハチなどの虫たちがまだ飛んでいないので、綿棒で受粉させます。

f:id:agri-connect:20190317220212j:plain「2019/03/17」

 

寒い日が続きますが、春を知らせる花の便りはうれしいですね。
イチゴたちのその後が楽しみです!!

 

 ≪関連ブログ≫
   2018/11/24★イチゴの苗を植え付けました - 思い立ったが吉日!

 

「農業次世代人材投資資金」の交付対象年齢の引き上げについて

 

これは40歳過ぎから新規就農を目指している方々にとって、希望の光となるはず!!

 

新規就農を目指している方を支援する
国の資金制度「農業次世代人材投資資金」があります。

【年間で最大150万円】の交付は、これから農業を目指す方や新規就農者にとって
心強いもの。

 

ただし、交付金を受けるにあたり、いくつかの条件をすべて満たさなければ
なりません。

その条件の一つが【年齢】
「独立・自営就農時の年齢が、原則45歳未満なのです。

若い方たちは、難なくクリアできる条件ですが、40歳以上の私たちにとってはかなり
深刻な問題です。
何をしても、自分の年齢が今より若くなることなどあり得ないからです。


それがこの度(2019年度から)
「独立・自営就農時の年齢が、原則45歳未満から
「~原則50歳未満」と、年齢条件が引き上げになります!!

 

f:id:agri-connect:20190313222619j:plain

「日本農業新聞より引用」

 【日本農業新聞】https://www.agrinews.co.jp/

 

これにより、45歳以上の方にも交付金を受けられる可能性が出てきました!
大変ありがたいことです!!!

 

そもそもこの制度は、若い新規就農者向けの交付金なんかもしれません。

“40歳以上になれば、ある程度の資金は自分で持っていますよね” ということを踏まえ、
“~45歳未満”だったのかもしれません。

しかし現実は、資金を十分に持っている40代ばかりではないと思います。
それでも「農業をやりたい!」と強い想いを持った人を、私は知っています。

若い方たちだけではなく、農業に興味・関心がある40代もいるはずです。

今回、年齢条件が引き上げになったことにより、若い方たちも含め
「本気で農業をはじめたい!」と思っている方々や、
「40歳過ぎから新規就農を目指したい!」
と思っている方々が、農業の世界へ
一歩踏み出せるキッカケになればいいと思います。

 

病患部の削り取り作業が始まりました!(腐らん病①)

 

剪定作業の途中ですが、暖かい陽気で腐らん病が例年より動き出しが早いとの事で、  “腐らん病”“赤衣病(あかころもびょう)”の病患部を削り取る
作業が始まりました。

剪定をしていた時に見つけたことがありましたが、樹齢が経っている樹の病斑を
見つけることがとても難しいです。 

 ≪関連ブログ≫
   2019/02/18★りんごの剪定作業が始まりました!③:ふじの成木(15年生) - 思い立ったが吉日!


ここでは、“腐らん病” のお話。 

 

≪“腐らん病”とは

 ■腐らん病の菌は、胞子を噴出して樹の傷口から侵入する

 ■腐らん病になった樹から、胞子を噴出して他の樹へ感染する

 ■樹皮を褐変・軟化腐敗させ、病患部が枝や幹を一周すると、その先へ養分が
   行き渡らなくなり枯死する

 ■腐らん病は、黒い病斑が特徴
   初期は黒い病斑が見られず、樹皮の色に変化(赤っぽい色)が現れる。

 ■腐らん病は、アルコールのようなフルーティーのような独特の香りがする
  (昨年に進行した部分は乾燥していて、香りはしない)。

 ■病気の進行が早く、早期発見・早期治療が最善策だが、治療しても転移して
   再発する可能性がある

 

≪治療法≫
  ⇒病患部を 全て削り取り、薬を塗布 する。

  ⇒腐らん病が広範囲に進行している場合は 切り落とす
   (病患部が枝や幹を一周すると、その先へ養分が行き渡らなくなり
    治療しても枯死するため


≪かかりやすい品種≫
   紅玉、ジョナゴールド、王林、つがる、陽光

 

 

f:id:agri-connect:20190311233458j:plain
「この樹のどこかに 初期の“腐らん病”があります(ジョナゴールド)」

 

ココです!!

f:id:agri-connect:20190312205603j:plain
「早期発見(微妙な色の変化で気づくこと)ができれば、被害は最小限で済みます」


亜主枝・側枝に発症した 腐らん病(ふじ)。
病気が枝を一周しているので、治療できず切りました。

f:id:agri-connect:20190312213027j:plain
f:id:agri-connect:20190312211132j:plain

「明らかに枝の様子が違います」     「少し削ってみました」

 

f:id:agri-connect:20190312211149j:plain


 

発見・治療が遅れてしまい、樹の姿が大きく変わってしまうこともあります。

f:id:agri-connect:20190312212418j:plain
f:id:agri-connect:20190312212429j:plain

「Before①」              「After①」

 

f:id:agri-connect:20190312214259j:plain
f:id:agri-connect:20190312214543j:plain

「Before②」              「After②」


右側の大枝は 、以前治療したところから再発してしまい
病患部が枝を一周してしまっているので、切ることになりました。

f:id:agri-connect:20190312220823j:plain
「腐らん病患部を削り取りました」

 

チェーンソーの出番です。

f:id:agri-connect:20190312220952j:plain
 「枝が大きいので、少しずつ切り進めていきます」

 腐らん病を削り取った部分と、チェーンソーで切った切り口に薬を塗布。

f:id:agri-connect:20190312222732j:plain
f:id:agri-connect:20190312222747j:plain

 「大枝を切りました」          「薬を塗布しました」

 

切り落とした大枝。

ここまでりんごの枝が成長するのに、どれだけの時間と手間をかけたでしょうか・・・。
“腐らん病”は、「早期発見・早期治療」に限ります!!!

f:id:agri-connect:20190312223320j:plain
「チッパーで粉砕しやすいように、適当な長さに切りました」
 

東日本大震災から8年(2019/03/11)

 

毎年【03 / 11  14:46】に、黙とうをささげています。

 

震災後、何度となく被災地を訪れ、復興していく様子を見てきました。

   初めて、被災地を訪れた時のこと。
   私なりに強い想いを胸に被災地へ足を運んだのですが、バイクに荷物を積んで
   被災地を走っている姿は、被災地の方々にはどう見えているのだろう・・・。

   ふと、走りながら “ここ(被災地)に来るべきではなかったのではないか・・・” と
   いう気持ちでいっぱいになりました。

 

休憩していると「あら~北海道からきたの?」と、声をかけられました。
ニコニコしながら声をかけてきたのは、地元のお父さん。

いろいろお話をしました。震災のことも話してくれました。
走りながら感じていたモヤモヤした自分の気持ちを、思い切って話しました。

地元のお父さんは「来てくれて、ありがとう」
「被災地の今の状況を、もっとたくさんの人に知ってほしい」と。

なんだか泣けてきました。
 

その後も、たくさんの地元の方とお話する機会がありました。
皆さん、あの地元のお父さんと同じことを言うのです。

大変な思いをされているのに、皆さん暖かくて私の方が元気づけられました。

 

そして「忘れないこと」

東日本大震災は、今の私につながっています。
遠く離れていますが、私は忘れません。