思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

”シナノスイート”の「葉摘み」と「重要」な作業!

 

早生種の収穫をしながら、中生種の葉摘み作業を行っています。
 ≪参照≫ 早生種とは? 中生種とは?
       りんごの収穫が始まりました!(とっても甘い夏のりんご) - 思い立ったが吉日!

 ≪関連ブログ≫ 2018/08/22★葉摘みが始まりました! - 思い立ったが吉日!


今は、長野県を代表するりんごのひとつ「シナノスイート」の葉摘みをしています。

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「葉摘み:Before(シナノスイート)」  「葉摘み:After(シナノスイート)」

 

そして葉摘みをしながら、チェックしていることがあります。

「収穫時期がまだ先なのに、すでに赤く色づいているりんご
これが “要注意” なんです!!

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「このりんごは、取るべきです!!!」


先ほどの、赤く色づいているりんごを切ってみると・・・!?

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「中がこんな感じに変色しています」

 

これは「心かび病(シンカビビョウ)」という病気です。

⇒萼筒(がくとう)部分を通じて病原菌が侵入・繁殖して、組織部分を褐変または腐敗させる病害のこと。

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「萼筒(がくとう)とは、この部分」

 

「心かび病」対策としては2つ。

①早すぎる摘果は「心かび病」が発生しやすい傾向にあるので注意する。

②葉摘み時期に、赤く色づいている実を除去する。
 (※収穫期に実が赤く色づいてくると、見分けが非常に難しくなるため)

「心かび病」の実は成熟が早まっているので、食べると甘くておいしいんです!

でも、買ったりんごを切って、中が変色していたらビックリしますよね。
そうならないためにも、葉摘み作業時に実を確実に除去することがとても重要になってきます。 

 

“さんさ”を収穫しました!

 

マルゲリットマリーラ(西洋梨)を収穫した同じ日に、“さんさ”も収穫しました。

“さんさ”の名前は岩手県盛岡市の「さんさ踊り」に由来していて、全国では岩手県で一番多く生産されているりんごです。

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「2019 / 09 / 07:“さんさ”の全取り収穫をしました」

 

≪さんさ≫

 ・「ガラ(Gala)」に「あかね」を交配し、選抜育成
   ※「ガラ(Gara)」は、ニュージーランド生まれのりんご

 ・“さんさ” は、農林水産省果樹試験場 盛岡支場で開発された品種

 ・名前の “さんさ” は、岩手県盛岡市の夏祭り「さんさ踊り」に由来

 ・果皮は黄色地に全体が鮮やかな紅色で、とても目を引く真っ赤なりんご

 ・シャリシャリと歯ごたえが良く、酸味と甘みのバランスが良い

 ・蜜入りはほとんどない

 ・果重:200~250g

 ・糖度:約13~14%

 

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「ひときわ目を引く、鮮やかな紅色のりんご」

 

早生種のりんごを売店で販売していますが、“さんさ”は鮮やかな紅色と名前の珍しさでお客様の目を引いています。

この辺りのスーパーでは見かけないのですが、一大産地:岩手県内のスーパーではたくさん並んでいるのでしょうね。

その地域によって店頭に並ぶりんごの品種が違うので、遠出した際はその地域のスーパーの青果売り場へ足を運ぶのも面白いと思います。

 

“マルゲリットマリーラ”を収穫しました!(西洋梨)

 

農場には、2本だけ西洋梨(マルゲリットマリーラ)の樹があります。

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「2019 / 09 / 07:マルゲリットマリーラの樹(接ぎ木)」

 

和梨は、剪定・誘引(棚付け)・花粉付け・摘果・袋かけ・・・など、りんごより手間がかかります(りんごは、棚付けや花粉付け、袋かけは品種によって有無)。

農場の西洋梨は、棚付けも袋かけもしていないので、手間がかかる【梨づくり】の概念が少し変わりました。

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収穫したマルゲリットマリーラは、キズやサビがあるので贈答用ではなく格外品として袋売りで販売していますが、けっこう売れています!

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「常温に10日ほど置いて、実の色がバナナのように黄色になれば食べごろ」

 

りんごより少し早い時期に花を咲かせます。
おしべの先端部分“やく”が、濃いピンク色だと初めて知りました。
※“やく”の中には、花粉が入っています。

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「2019 / 04 / 25:マルゲリットマリーラの花」

 

りんご も育てている農家さんがたくさんいます。
私たちが独立就農した際は、まずはりんごを育てることに専念したいと考えています。

 

落花生(らっかせい)栽培のリベンジ④ ~不織布ベタがけの効果~

 

8月下旬、実が付き始めていた落花生が【ハクビシン】に引っこ抜かれる被害がありました。

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「2019 / 08 / 23」     「2019 / 08 / 24①」     「2019 / 08 / 24②」

何もしなければドンドン被害が大きくなるので、不織布をベタがけして様子を見ることにしました。

≪関連ブログ≫ 2019/08/31★落花生(らっかせい)栽培のリベンジ③ ~動物の被害~ - 思い立ったが吉日!




“不織布をやぶかれて、また落花生が引っこ抜かれるのでは・・”と心配の日々でしたが、今のところ被害は拡大していません。

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「2019 / 09 / 04:不織布を外して確認しました」

ハクビシン対策として、
不織布のベタがけ【効果あり】だと思います!!


引っこ抜かれた落花生をダメモトで植え付けました。
枯れてしまったものもありますが、復活の兆しもありました!!

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「2019 / 09 / 04:枯れてしまったもの」  「2019 / 09 / 04:復活の兆しが!」




≪袋を活用した 落花生栽培③≫ 

庭で育てている袋の落花生は順調に育っています。

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「2019 / 09 / 01:葉が増えてさらにさらに大きくなりました!」


ここで、問題に気付きました・・・。

横に広がろうとしている落花生は、子房柄(しぼうへい)が袋の外へ伸びようとしているからです。

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畑なら、伸びたいように伸ばせばいいのですが
袋の栽培では、袋の中の土に子房柄が伸びるようにしなければなりません


でも、その解決方法はとても簡単でした。 
「袋を伸ばすだけ」で解決です!!

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「袋を伸ばすだけで解決:Before」    「袋を伸ばすだけで解決:After」

葉がとても茂ってきて袋の中に雨が入りづらくなっているので、水やりには気を付けています。

様子を見ながらですが、畑の落花生も袋の落花生も、今月末ぐらいには収穫予定です!


≪落花生 観察日記≫
 落花生 観察日記 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!

 

果物狩りが始まりました!(バスツアーご予約様)

 

夏のような暑さのとっても天気のいい9月上旬、プルーン狩り(パープルアイ)のバスツアーが来園されました。

毎年恒例で、同じ団体様が何年も来てくださっています。

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「今年のプルーン狩りは天気に恵まれました。実も熟してどれも食べごろです」

 ≪関連ブログ≫ 2019/09/01★プルーン狩りの準備が始まりました!(パープルアイ) - 思い立ったが吉日!

 

その翌日は、りんご狩りのバスツアーがご来園。

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「“つがる”の畑。真っ赤に色づき、こちらも食べごろです」

 

同じ畑の中にある“ふじ”
だいぶ大きくなりましたが、葉摘み作業はこれからで色付きもまだまだです。

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本格的にりんご狩りが始まるのは10月頃からです。
今年は花が咲く時期に霜の被害がありましたが、たくさん実を付けました。
≪関連ブログ≫
 2019/05/18★ようやく季節がひと回りしました! - 思い立ったが吉日!
 2019/06/15★りんごの摘果作業が続いています! - 思い立ったが吉日!      


台風の発生が多いこれからの季節。
収穫を早々に終えた【極早生種】や【早生種】のりんごは一安心ですが、ふじの収穫はまだまだ先のこと。
≪関連ブログ≫ 
【極早生種】2019/08/22★りんごの収穫が始まりました!(とっても甘い夏のりんご) - 思い立ったが吉日!
【早生種】 2019/08/27★“つがる”の選り取り(えりどり)収穫が始まりました! - 思い立ったが吉日!

収穫を終えるまでは、いろいろと心配ごとは尽きません。

 

暑かった夏を無事に乗り越えました(観察します⑦)

 

今年も厳しい暑さでしたが、一つも枯れることなく9月を迎えました。

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「2019/07/30」             「2019/08/31」


種まきして育った中から3つをピックアップして【生育の差】を比較しています。
 ≪関連ブログ≫ 2019/06/21★だいぶ大きくなりました!(観察します⑥) - 思い立ったが吉日!



≪生育の比較≫
 ①N(A-3)の種・・・ 「2018/10/20」に種まき
 ②AKB(A-1)の種・・  「2018/10/27」に種まき
 ③FG(D-2)の種・・・「2019/01/24」に種まき



①【N(A-3)の種】

発芽してから越冬したりんごの種。
6月から7月は伸び率がいいのですが、7月から8月は変化なし。

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「2019 / 06 / 21⇒12.5㎝」  「2019 / 07 / 30⇒15.0㎝」 「2019 / 08 / 31⇒15.0㎝」


②【AKB(A-1)の種】

ほとんど伸びた変化がありませんでした。葉の枚数が減っていることが気になります。

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「2019 / 06 / 20⇒14.5㎝」  「2019 / 07 / 30⇒14.5㎝」  「2019 / 09 / 01⇒14.5㎝」


③【FG(D-2)の種】

「1ヵ月で0.5~1.0cm」のペースで成長しているようです。

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「2019 / 06 / 20⇒11.0㎝」  「2019 / 07 / 30⇒11.5㎝」 「2019 / 08 / 31⇒12.5㎝」


生育がゆっくりなので、実が収穫できるほど大きくなるのは何年後になるのか!?

【種から育てる】【接ぎ木】【挿し木】とそれぞれやっていますが、これらの中では【接ぎ木】がそれなりの成功率で生育が早いと感じました。
  ≪関連ブログ≫ 【接ぎ木】りんごの「接ぎ木」 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!
          【挿し木】りんごの挿し木 観察日記 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!

 

もちろん、一番手っ取り早い方法は【苗を購入して植え付ける】ことです。
引き続き、観察します!!

≪りんごの種 観察日記≫
 りんごの種 観察日記 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!


 

【おまけ:小夏の種まき②】
今年の6月に種まきした 13粒の「小夏」の種は、3つ発芽しました!

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「2019 / 07 / 18:種まきして約1か月後、2つ発芽しました!!」


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「2019 / 07 / 21:3日後、さらに一つ発芽しました!」


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「2019 / 09 / 02:葉が増えてきました。ここで生育の差が出てきました」

 ≪関連ブログ≫ 2019/06/21★だいぶ大きくなりました!(観察します⑥) - 思い立ったが吉日!

 

プルーン狩りの準備が始まりました!(パープルアイ)

 

プルーン(パープルアイ)狩りを9月上旬に控え、実にかぶせていた袋を外す作業をしました。

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「2019 /08 / 31:両側ともパープルアイの樹」

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「2019 /08 / 31:袋外し Before①」    「2019 /08 / 31:袋外し After①」


袋の中でシワシワになっていたり、傷んでいるものもありましたが、実の大きさに毎回びっくりさせられます。そして、甘くてとってもおいしいんです!!

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 「2019 /08 / 31:袋外し Before②」    「2019 /08 / 31:袋外し After②」

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「日陰や下の方は少し青みが残っていますが、陽が当たる上の方は食べごろです」
 

パープルアイのプルーン狩りは毎年恒例で、同じ団体様が何年も来てくださっているそうです。この大きさとおいしさなら、リピーターになるのも納得!

最近天気が不安定なので、プルーン狩りの日は晴れてほしいです。

≪関連ブログ≫
 2018/06/16★プルーンの袋がけ作業をしました! - 思い立ったが吉日!
 2018/09/09★プルーン狩りをしました!(パープルアイ) - 思い立ったが吉日!