早生種の収穫をしながら、中生種の葉摘み作業を行っています。
≪参照≫ 早生種とは? 中生種とは?
りんごの収穫が始まりました!(とっても甘い夏のりんご) - 思い立ったが吉日!
≪関連ブログ≫ 2018/08/22★葉摘みが始まりました! - 思い立ったが吉日!
今は、長野県を代表するりんごのひとつ「シナノスイート」の葉摘みをしています。


「葉摘み:Before(シナノスイート)」 「葉摘み:After(シナノスイート)」
そして葉摘みをしながら、チェックしていることがあります。
「収穫時期がまだ先なのに、すでに赤く色づいているりんご」
これが “要注意” なんです!!
「このりんごは今、取るべきです!!!」
先ほどの、赤く色づいているりんごを切ってみると・・・!?
「中がこんな感じに変色しています」
これは「心かび病(シンカビビョウ)」という病気です。
⇒萼筒(がくとう)部分を通じて病原菌が侵入・繁殖して、組織部分を褐変または腐敗させる病害のこと。
「萼筒(がくとう)とは、この部分」
「心かび病」対策としては2つ。
①早すぎる摘果は「心かび病」が発生しやすい傾向にあるので注意する。
②葉摘み時期に、赤く色づいている実を除去する。
(※収穫期に実が赤く色づいてくると、見分けが非常に難しくなるため)
「心かび病」の実は成熟が早まっているので、食べると甘くておいしいんです!
でも、買ったりんごを切って、中が変色していたらビックリしますよね。
そうならないためにも、葉摘み作業時に実を確実に除去することがとても重要になってきます。