雨降りの日が続き、晴れの合間に摘果作業を進めています。
ここまで長雨が続くと、日照不足や病気など心配なことが増えてきます。
「2020年 天気と気温の記録(松川町)」
2020年7月16日(木)
他の品種の仕上げ摘果が終わり、“ふじ”の仕上げ摘果が始まりました。
大きくなった実を摘果するのは“もったいない”のですが・・・。
「2020 / 07 / 16:天気がいいのもつかの間。午後からは雨が降り出しました」
2020年7月19日(日)
ふじの摘果の合間に、つがるの畑を見に来ました。
収穫まであと1ヶ月ほどですが、今年は長雨で日照不足なのでいろいろと気になります。
「2020 / 07 / 19:この日は、30℃越えの真夏日」
「2020 / 07 / 19:収穫まで、あと1ヶ月ほど(つがる)」
2020年7月21日(火)
以前から気になっていましたが、葉が黄色くなっている樹が出てきました。
特に目立つのが“つがるの樹”。
葉が黄色になって落ちてしまう原因として「褐斑病(かっぱんびょう)」という病気が考えられますが、葉の変色具合や落ちた葉の様子から“褐斑病ではないのでは?”と感じています。
ちなみに褐斑病は、つがるにはかかりにくい病気(ふじの方がかかりやすい)。
「2020 / 07 / 21:黄色くなった“つがる”の葉」
心配なので、詳しい方に連絡して“つがる”の樹を見ていただきました。
「葉が黄色いけど、褐斑病ではないかもしれない」
「長雨で過湿になり、根が弱っているのかも」とのことで、今年の長雨はいろいろなところに影響しているようです。
併せて、”ふじ”の樹も見ていただきました。
この時期から要注意のダニも(今は)いないので、樹も実もとても良好とのこと。
そして、もう一つ気になるのは、りんご(つがる)が鳥につつかれていること。
「2020 / 07 / 21:ちゃんと選んで、赤い部分だけつついて食べています(つがる)」
鳥がつついたりんごを食べてみたら、まだ収穫には早いものの、確かに甘くておいしいりんごでした。
鳥たちも生きていくために仕方がないのですが、私たちも生活がかかっているので、あと1ヶ月先の収穫までりんごたちを守らなければなりません。
そこで「鷹(たか)」を呼ぶことにしました。
2020年7月24日(金)
りんごの見張り番として、「鷹」がりんご畑の上空を舞うようになりました。
「2020 / 07 / 24:りんご畑をパトロール中!」
この「鷹」は、3,000円ぐらいで購入できます。
「2020 / 07 / 24:広げるとけっこう大きいですが、たたむとコンパクトになります」
付属の支柱やポールでは長さが足りなかったので、長い竹や支柱を継ぎ足すことをオススメします(支柱が短いと、りんごの樹に引っかかってしまいます)。
「2020 / 07 / 24:風がない時は、休憩中」
鳥たちも学習して慣れてしまうようですが、「鷹」が舞っている時は近くに鳥たちは来ていないようです。
自然のことなので仕方ないですが、何もしないより出来ることはやってみようと思います。