ふじのわい化の剪定作業が終わり、次はジョナゴールドのわい化の剪定を行いました。
ここは、昨年の春に霜の被害でたくさん花が落ち、実があまり付かなかった畑。
「2020 / 01 / 18:私と同い年ぐらいのジョナゴールド(わい化)」
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2019/03/03★りんごの剪定作業が始まりました!④ 紅玉のわい化(20年生)&ジョナゴールドのわい化(40年生) - 思い立ったが吉日!
わい化の樹ですが、普通樹のように大きくなってしまいました。
今、わい化で使われている台木は「M9」が多いのですが、この樹の台木は「M26」。
台木だけの問題ではないのですが、「M26」を使ったわい化は大きくなってしまうことが多いようです。


「2020 / 01 / 18:6尺でも高い所は届きません」「台木:M26」
昨年に比べ、今年は徒長枝がビュンビュン伸びている樹が多いです。
昨年と今年を比較すると、一目瞭然!


「2020年 冬」 「2019年 冬」
徒長枝が伸びることは、普通のことで悪いことではありませんが、その理由は様々です。
徒長枝がたくさん伸びていると「樹勢が強い」と言えますが、そもそもなぜ徒長枝が伸びるのか???
いろいろありますが、例えば・・・
①剪定で枝を切ると、そのパワーの行き先が“徒長枝”という場合
(太い枝と細い枝では、太い枝の方が徒長枝は吹きやすい(伸びやすい))
②摘花・摘果で花や実を間引くので、そのパワーの行き先が“徒長枝”という場合
剪定で枝を切ったり、摘花・摘果で花や実を間引いた場合、そこに行く分のパワーが行き場を失い、「先端が上を向いている枝の樹勢が強くなる」という頂部優勢の法則で徒長枝が太く・長く・たくさん伸びてきます。
ここのジョナゴールドの場合、今年・2020年の徒長枝が多いのは①②が直接の原因ではなく、春に霜の被害でたくさん花が落ち、実があまり付かなかったから。
霜で通常の摘花以上に花が落ちてしまい、その分のパワーが徒長枝に行ってしまったから。
徒長枝がたくさん伸びてきたから全部切ってしまうと、また樹勢が強くなってしまいます。
そこは「切らない剪定」と同じ考えで、数本はあえて残すことを行います。
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2019/02/01★りんごの剪定作業が始まりました!②:ふじの若木(10年生) - 思い立ったが吉日!
午後から雲行きが怪しかったのですが、ついに雪が降り始めました。


「2020 / 01 / 18:あまり伝わりませんが、けっこう降っています」
それでも作業中断できないのが、農業法人の勤め人。
その後も雪は降り続き、寒さでスマホの充電が急激に減って電源OFF・・・。
自分で農業を始めたら「晴耕雨読(せいこううどく)」。
天気が悪い日の、外作業はいたしません。
天気が悪くなってきたら、速やかに作業を中断しようと思います。