思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

樹は静かに語る。樹と向き合って感じること。

 

今月・01/20から、自分たちの畑の剪定作業を始めました(つがるのわい化・120本)。
≪関連ブログ≫
2020/01/26★「就農1年生」スタートしました!まずは剪定作業から!2020(わい化のつがる) - 思い立ったが吉日!

打ち合わせや簿記講座、雨降りなどで一日中作業が出来ない日もありましたが「01/29の夕方」に、まずはこの畑の剪定が終わりました。

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「Before①」              「After①」

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「Before②」              「After②」

農作業中のケガや事故は「農業機械作業中」が圧倒的に多いです。

最近は改良されてきているようですが、農業機械は車の運転のように“人に優しく”できていないものが多いです。

SS(スピードスプレーヤー)や草刈機などが安全に通れるための「通路の確保」を第一に、危険を招くような枝は容赦なく切りました。

 

翌日、剪定中に見つけた“腐らん病”に感染した末期状態の樹を切りました。

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「2020 / 01 / 30:ここまで育つのに何年かかったことだろう・・・」

 

“腐らん病”は、早期発見できれば患部を削って薬を塗布すれば治すことができます。

ただ、早期発見はなかなか難しく、特徴である黒い斑点がこれだけ出ていれば、感染して1~2年のことではなく数年経過していることが分かります。

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「2020 / 01 / 27:樹勢が落ち着いているのは、病気で弱っていたから」

 ≪関連ブログ≫
  2019/03/14★病患部の削り取り作業が始まりました!(腐らん病①) - 思い立ったが吉日!
  2019/03/26★病患部の削り取り作業が始まりました!(腐らん病②) - 思い立ったが吉日!

 

剪定作業は、まず樹の樹勢を見ます。

それから根元に生えている「ひこばえ」を切り、主幹・主枝に病気がないかをチェックしてから、剪定作業に入ります。

いきなり切り始めて、あとで病気の枝を見つけてしまったら・・・。
「この枝、切らなきゃよかった!!」ということになるかもしれないから。


樹は静かに語ります。

ご高齢が理由で離農した場合、枝を見ているとだいたい何年ぐらい前から作業が思うようにできなかったのか・・・ということがわかります。
枝に限らず、病気の進行状況からも推測でき、複雑な気持ちになります。

農業法人に勤めていた畑でも、病気の樹はありました。
剪定作業で「あれ?」っと思う枝もありましたが、今回感じた違和感はなかったです。

 

まったくの放置ではなくても、収穫ができていた畑だとしても、畑を整備するまでに数年はかかりそうです。