農場には、“蜜入りが多い黄色いりんご” があります。
社長が14年の年月をかけて、4,000本の中から選抜・育成した
とても希少な “蜜入りが多い黄色いりんご” です。
2週間ほど前、収穫を目前にたくさん落ちていました!!
「“収穫時期にはなくなってしまうのでは・・・” と、心配になりました」
りんごを食べた痕跡も・・・。
「歯形・・・!? “猿”がかじったのだろうか!?」
そして先日、収穫の時期を迎えました。
初めは、どれを収穫していいのか判別が難しかったのですが
回数をこなすうちに “収穫するべき実” が、わかるようになってきました。
「 “近く”で見ているとどれもこれも黄色に見えるので、“ちょっと後ろから見る” 」
熟してくると、実は黄色になり「表面がしっとり」してきます。
実を見ているとどれもこれも黄色に見えてくるので「表面のしっとり感」が、
“収穫のサイン” としてはとても重要だと思いました。
「表面はサラサラしています」 「表面がしっとりしています」
「表面のしっとり」は、成熟が進むと果肉中にリノール酸やオレイン酸などの脂肪酸が
蓄積され、表皮に現れてきたもの(=油あがり現象)。
⇒水分バランスの調整・細菌の侵入などからの保護・香りを保つなどの働きがあり、
リノール酸やオレイン酸は食用上、無害です。
この希少な “蜜入りが多い黄色いりんご” はとても興味深く、新規就農するにあたり
育ててみたいと思っている品種のひとつです。