朝晩の冷え込みが厳しくなり、朝方に霜が降りるようになりました。
色付きも良くなってきたので、いよいよ収穫の時。
“ふじ”の選り取り収穫が始まりました!
「2020 / 11 / 09:ふじの選り取り収穫が始まります!」
2020年11月9日(月)
赤くなったりんごたち。圧巻です!!
「2020 / 11 / 09:ふじ」
赤く色づいていることはもちろん、手で触った時の“しっとり感”と、りんごのお尻の青みが抜けて黄色になっていること。
それらが「収穫のサイン」なので、【手のひらセンサー】を駆使して選り取り収穫をしていきます。
「2020 / 11 / 09:形はいびつですが、間違いなくおいしいりんご!」
≪関連ブログ≫
2018/11/14★“ふじ” の選り取り(えりどり)収穫が始まりました! - 思い立ったが吉日!
2019/11/16★“ふじ”の選り取り収穫が始まりました! - 思い立ったが吉日!
今年は7月の長雨の影響で、りんごの上部が割れる“つる割れ”したりんごがたくさん・・・。
「2020 / 11 / 09:“つる割れ”したりんごたち。味は変わらず、おいしいりんごです」
葉摘みをしている時はそれほどないと思っていましたが、いざ収穫を始めるとその多さを実感します。
「2020 / 11 / 09:“つる割れ”したりんご」
これは“つる割れ”していないし、色もいいし良さそうなりんご。
でも、中が空洞になっています(切らなくても、見た目で判断できます)。
「2020 / 11 / 09:空洞があるりんご」
詳しくは、こちらへ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
≪関連ブログ≫ 2018/11/28★りんごの選果作業:この違い、わかりますか?? - 思い立ったが吉日!
2020年11月10日(火)
昨日と同じ畑で、選り取り収穫をしました。
「2020 / 11 / 10:ふじ」
選果場のような、重量はもちろん糖度や蜜入りを数値化できる【光センサー搭載】選果機はもちろんありません。
すべては【手のひらセンサー】のみで見極めます!
なので、選り取り収穫は必ず素手でやっています。
「2020 / 11 / 10:【手のひらセンサー】作動中!!」
午前中に、もう一つの畑へ移動しました。
りんごの味見をしながら収穫していますが、ものすごく甘いです!!
「2020 / 11 / 10:今日も収穫日和で、とてもいい天気!」
2020年11月11日(水)
昨日の続きで、ふじの選り取り収穫をしました。
夫と二人作業なので、意外と時間がかかっています。
「2020 / 11 / 11:午前中に収穫したりんごたち」
≪果樹園のりんごたち、あれこれ≫
形が面白いので、個人的には好きなんですけどね~!
「2020 / 11 / 11:狙って、このりんごは作れないと思います」
黄色い部分は、葉が陰になって色が付きませんでした。
葉摘み作業をしましたが、こういうことも・・・あります。
「2020 / 11 / 11:贈答品にはなりませんが、味はおいしいりんごです」
こんな風に傷んでしまうことも・・・あります。
「2020 / 11 / 11:右側のりんごは、食べれません・・・。」
この日の夕方、ここの畑の選り取り収穫が終わりました。
「2020 / 11 / 11:軽トラックは本当によく働きます!」
2020年11月12日(木)
最初に収穫を始めた畑に戻ってきました。
今年1月の剪定で、りんごの樹の間隔が狭すぎるので間伐しましたが、間伐しなかった3通りの選り取り収穫を始めました。
「2020 / 11 / 12:空があまり見えず、日当たりは良くないです」
≪関連ブログ≫
2020/02/02★ふじの剪定作業が始まりました!2020 - 思い立ったが吉日!
2020/02/11★間伐(かんばつ)で空間をつくり、光が入る畑にしました! - 思い立ったが吉日!
2020/02/15★“ふじ”の剪定作業が始まりました!② 2020 - 思い立ったが吉日!
2020/02/23★残した樹を手入れして枝を一から作り、大事に育てます! - 思い立ったが吉日!
全部で3通りありますが、日当たりがいい部分だけ選り取りしました。
「2020 / 11 / 12:遮るものがないので、この面は日当たりがとてもいい」
日当たりが良くない部分でも赤く色づいているものはありましたが、食べたら味が薄かったり甘さが足りなかったので、選り取り収穫はここで一度中断しました。
何が原因でこんなに味の差が出たのか・・・樹は1本1本違うのでハッキリはわかりませんが、他のりんごの樹と明らかに違う点は【日当たり】です。
今年1月の剪定で「間伐した樹」と「間伐しないでそのまま残した樹」。
実際に味の差がハッキリ出たことが、答えなのかと。
私たちにとって、間伐して空間を作り光が入る畑にしたことは【大正解】でした。
「収穫量を上げるために、樹の間隔を狭くする」という発想は、高密植栽培なら可能ですが、この普通樹では無理なこと。
ここの地主さんが、普通樹の間隔を狭く栽培していたからこそ、「間伐した樹」と「間伐しないでそのまま残した樹」を比較できたからこそ、本当の意味で差を実感できたので、とても勉強になりました。