年が明け、早速りんごの剪定作業が始まりました。
※剪定(せんてい)とは・・・形を整えたり、果樹の生育や結実を調節するために
不要な枝をひとつひとつ切り落としていく作業のこと。
まずは、基本を徹底的にやるという事で、
作業A:頂部の三又の枝を1本にする
作業B:“ひこばえ”を切る
作業C:頂部の誘引作業
この3つの作業を、紅玉のわい化の樹・300本やりました。
「紅玉のわい化の樹・300本」
≪作業A:頂部の三又の枝を1本にする≫
「この樹を剪定します」
「Before:矢印3本を剪定します」 「After:青矢印は短く、真ん中の赤矢印
は半分ほどの長さになりました」
「真ん中の枝(赤矢印)は、曲げた時の湾曲位置が一番高い場所で切ります」
★頂部の三又を1本にする理由★
⇒三又をそのまま切らずに伸ばしていくと、主幹と主枝のバランスが崩れるから。
(「主幹:主枝=7:3」が理想!)
※主幹→樹木の“幹”のこと
※主枝→幹から直接出ている枝のこと
≪作業B:“ひこばえ”を切る≫
※“ひこばえ”とは・・・樹木の根元から出る徒長枝(とちょうし)のこと。
「Before」 「After」
★“ひこばえ”を切る理由★
⇒水分や養分の吸収力が盛んで成長が早く、幹の肥大に影響が出るから
≪作業C:頂部の誘引作業≫
わい化の紅玉の剪定作業が一通り終わり、頂部の誘引作業をしました。
(曲がっている枝のみ実施)
「枝が真っ直ぐになるよう、誘引しています」
「結んで完了!」
紅玉の枝の誘引は、もう少し暖かくなってから実施する予定。
剪定作業は、別の畑にて2~3月頃まで続きます。