思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

りんごの剪定作業が始まりました!①:三又を1本にする

 

年が明け、早速りんごの剪定作業が始まりました。

剪定(せんてい)とは・・・形を整えたり、果樹の生育や結実を調節するために
              不要な枝をひとつひとつ切り落としていく作業のこと。

まずは、基本を徹底的にやるという事で、
 作業A:頂部の三又の枝を1本にする
 作業B:“ひこばえ”を切る
 作業C:頂部の誘引作業
 

この3つの作業を、紅玉のわい化の樹・300本やりました。

f:id:agri-connect:20190111222653j:plain「紅玉のわい化の樹・300本

 

≪作業A:頂部の三又の枝を1本にする≫

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「この樹を剪定します」

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「Before:矢印3本を剪定します」      「After:矢印は短く、真ん中の矢印
                                                       は
半分ほどの長さになりました」

 

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「真ん中の枝(赤矢印)は、曲げた時の湾曲位置が一番高い場所で切ります」

 

★頂部の三又を1本にする理由★

 ⇒三又をそのまま切らずに伸ばしていくと、主幹と主枝のバランスが崩れるから
 (「主幹:主枝=7:3」が理想!)

  ※主幹→樹木の“幹”のこと
  ※主枝→幹から直接出ている枝のこと

 

≪作業B:“ひこばえ”を切る≫

“ひこばえ”とは・・・樹木の根元から出る徒長枝(とちょうし)のこと。

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「Before」               「After」          

 

★“ひこばえ”を切る理由★
 ⇒水分や養分の吸収力が盛んで成長が早く、幹の肥大に影響が出るから

 

≪作業C:頂部の誘引作業≫

わい化の紅玉の剪定作業が一通り終わり、頂部の誘引作業をしました。
(曲がっている枝のみ実施)

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「枝が真っ直ぐになるよう、誘引しています」

f:id:agri-connect:20190111230134j:plain「結んで完了!」

 

紅玉の枝の誘引は、もう少し暖かくなってから実施する予定。

剪定作業は、別の畑にて2~3月頃まで続きます。