災害時の「備え」とは・・・!?
まず思い浮かぶのは「水」と「食料」。
⇒先日買い物へ行きましたが、どこの店舗も「水」は欠品していました
そして「簡易トイレ」や「トイレットペーパー」でしょうか。
⇒「食べれば」必ず「出る」わけですから
他に必要な「備え」はいろいろあります。
個人の考えや状況で変わってくることですが、誰もが思い望むことは、
災害時でも【なるべく日常生活に近い状況で過ごしたい】ということ。
2011年の東日本大震災の被災者の方に「必要な備え」をヒヤリングしたら「ガソリン」と答えた方がいました。
災害時の状況によりますが、車が無事であれば被災していない地域へ移動できるからです。
実際にこの方は、隣県へ車で自主避難したそうです。
地震の被害が及んでいない地域では、日常と変わらずなんでも揃っていたそうです。
水や食料もガソリンも、並ぶ必要もなく、買いたいものを買えたそうです。
日本は、原油を購入 ⇒「製油所」にて石油製品を製造 ⇒「油槽所」にて石油製品を一時的に貯蔵しています。
◆「製油所」とは・・・原油を処理して、ガソリンや軽油、灯油などの各種石油製品を製造する工場
◆「油槽所」とは・・・製油所で生産されたガソリンなどの石油製品を一時的に貯蔵して、タンクローリーに積み込む設備を備えた施設
(※物流効率化のため、製油所から油槽所を経由せずガソリンスタンドへ配送することが増加したため、油槽所は減少傾向)
「石油製品が届くまでの流れ」 ≪参考≫ 石油製品が届くまで | 燃料油 | 事業 | 出光興産
【製油所の所在地と原油処理能力(2023年10月末現在】
製油所は、輸送の関係上(?)で太平洋側に多く見られます。
「製油所の所在一覧(2023年10月現在)」
≪参考≫ https://www.paj.gr.jp/sites/default/files/2023-12/paj-06_refining%20capacities_202310.pdf
そして製油所の多くは「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されている市町村です。
※南海トラフ地震防災対策推進地域 ⇒「南海トラフ地震」が発生した際には
「震度6弱以上」と予想されている地域
「南海トラフ地震防災対策推進地域指定市町村一覧」
≪参考≫ 南海トラフ地震防災対策推進地域指定市町村一覧:時事ドットコム
素人の考えですが、万一「南海トラフ地震」が発生した場合、ガソリン・軽油の供給はほぼ出来なくなるのではないでしょうか。
「大袈裟だな~」と、言う人もいます。
何も起こらなければそれでいいですし、何も起こらないでほしいです。
この「備え」が無駄になることが、一番いいと思っています。
万一、災害が発生しても【なるべく快適に、日常生活に近い状況で過ごしたい!】
誰もが思うことですが、それができるのは「備え」をした人のみです。
≪関連ブログ≫
2024/11/19★不測の事態に備える③!2024 ~非常食の確保~ - 思い立ったが吉日!
2024/08/12★不測の事態に備える!2024 ~発電機の動作確認~ - 思い立ったが吉日!