今年もりんご畑では、いろいろな事が起きています。
そして今年は、霜の被害はなかったはずです。
早期に中心花を一輪にしたし、今年は大丈夫!・・・と思っていても「サビ果」になってしまう場合があります。
「サビ果」になってしまう要因は、下記のように様々あります。
①“中心花・中心花”を一輪にしないと「サビ果」になりやすい場合(側花・側果ではサビになりやすい)
②結実した実に付いている毛じ(モジ:産毛のようなもの)が取れてしまった場合
③霜にあたったの場合(例えるならば“凍傷”)
④散布した薬剤の渇きが遅い場合
・・・など
「サビ果」もいろいろあって、秋映(あきばえ)のようにサビが出てもりんごの生育を妨げないものは “見た目の問題”だけなので、いいのですが・・・。
「2023年9月下旬:「サビ」は、厳しい自然に抗い育った証(秋映)」
≪関連ブログ≫ 2023/09/23★“秋映” の収穫が始まりました!2023 - 思い立ったが吉日!
“割れ”を伴う「サビ果」は、りんご農家泣かせ。
こうなると、これ以上の生育は望めないため、摘果するしかありません・・・。
「まだ小さいのに、立派な“割れ”を伴う「サビ果」です(りんごA)」
「“割れ”の方向に決まりはなく、縦だったり横だったり(りんごA)」
この“割れ”を伴う「サビ果」も、自然が織りなす芸術かもしれませんが、この某品種(りんごA)は毎年何かしらあり、りんく農園では安定供給がとっても難しいりんごです。
今年も・・・半分以上は“割れ”ているので、摘果しました。
【幻のりんご】と呼ばれているものは、世の中にいくつかありますが、この「りんごA」も間違いなく幻だと思います。
食べれば甘くて歯ごたえもあって、おいしい夏のりんごなんですよね~。
でも、作るのは難しい・・・。
単に「高密植栽培」には不向きなのかもしれませんが。
「2024年5月下旬:サビは出ているが、まだ“割れ”は出ていない(りんごA)」
もし見かけたら、即買い必須のりんごです!!