今年は7月の長雨で葉が落ちてしまったり、鳥つつきに悩まされいますが、いよいよつがるの葉摘み作業&収穫が始まりました!
≪関連ブログ≫ 2020/07/26★ふじの仕上げ摘果と、つがるの鳥つつき対策 - 思い立ったが吉日!
2020年8月9日(日)
畑のパトロールをお願いしていた「鷹(タカ)」が、居なくなりました。
畑の中を探したら、ケガして畑に落ちていました。


「2020 / 08 / 09:ケガをしていました」
ケガした部分は、風を受けて飛んでいる時に一番負荷がかかる場所。
素材が“布”なので、“マイカー線”を縫い付けて補強。
「2020 / 08 / 09:素材がしっかりしているので、これでもう大丈夫」
他に2ヶ所、ここが切れるのも時間の問題なので、同じく“マイカー線”を縫い付けて補強しました。


「マイカー線で補強(Before)」 「マイカー線で補強After」
「鷹(タカ)」は無事に畑のパトロールへ戻りました。
2020年8月11日(火)
シナノリップと同じく、つがるも鳥たちにつつかれる被害が増えています。
「鷹(タカ)」を呼んで毎日パトロールしてもらっていますが、キラキラする「防鳥テープ」を畑のまわりに取り付けました。
「2020 / 08 / 11:キラキラする防鳥テープ、効果のほどは・・・???」
2020年8月17日(月)
7月の長雨の影響で葉が落ちてしまったこと、梅雨明けの急激な日差しが気になり、りんごの日焼けが心配だったので葉摘みをやっていませんでしたが、この日から少しずつ始めました。


「2020 / 08 / 17:葉摘み(Before)」 「2020 / 08 / 17:葉摘み(After)」
日焼けしてしまった、りんご。
画像左の日焼け程度なら、皮をむけば問題なく食べられます。
画像右の日焼けはかなり重度で、茶色に変色している部分から傷んできます。


「2020 / 08 / 17:今年は他の農園でも、日焼けの被害が深刻です・・・」
2020年8月18日(火)
今日も、つがるの葉摘み作業をしました。
だいぶ色付いてきたので、明日は選り取りで収穫をします。




「2020 / 08 / 18:いよいよ明日から収穫が始まります!!」
2020年8月19日(水)
いよいよ今季初、つがるの収穫です!!
「2020 / 08 / 19:収穫の準備が整いました!」
りんごの生産量の日本一は「青森県」。
「長野県」は生産量2位ですが、青森県より南に位置しているので(青森県より)早い時期に出荷できるのが強み。
青森県のりんごが出荷される前なら高値で取引されるので、つがるはJAの選果場に出荷します。
JAの選果場に出荷する場合、なんでも良いわけではなく規格があるので、それに合ったものを選り取り収穫します。
「2020 / 08 / 19:収穫したりんごは、畑で選果します(つがる)」
「赤いりんごは、赤くなってから収穫したい」のですが、JA選果場出荷の“つがる”の場合は、日持ち性も考慮して多少青みが残っていても収穫します(規格範囲内で)。


「2020 / 08 / 19:赤くても“小玉”は規格外になってしまいます・・・」
とっても美味しそうに色付いた、真っ赤なりんごがありますが・・・
この場合のほとんどが、鳥につつかれているか、虫に吸われています。


「2020 / 08 / 19:予想はしていましたが・・・鳥につつかれていました(涙)」
収穫作業は夕方までかかりました。
選果場の受け入れが、早生種は「17時半~18時半」で、初出荷しました。
「JAみなみ信州松川インター選果場 もなりん」
選り取り収穫しましたが、JA選果場へ出荷できない小さいものやワケ有りりんごは、袋づめして直売所「もなりん」へ出荷します。


「2020 / 08 / 19:今回は袋を変えてみました!」
スーパーへ行けば、当たり前のようにキレイなりんごが並んでいます。
そのキレイなりんごは、たくさんある中の数少ないひとつ。
色もよく、キズがないキレイなりんごを収穫することは、本当に大変なことです。
りんご農家を志す前からわかっていたつもりですが、実際に就農してすべて自分の責任で生産するようになり、本当の大変さを痛感しました。