思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

移住を促進していても「住める家」がない現実

 

北海道から長野県へ移住して、今年の4月で丸2年が経ち「3年目」を迎えました。

移住した時から住んでいる住宅は【3年間】という期限付き。

住み始めた時から【3年間】のカウントダウンが始まっているので、住宅を探し続けていますが、未だ見つかっていない状態です。

不動産会社はもちろん、近所の方や隣の農園、畑がある地域の方々に声をかけていますが・・・。

“空き家”はあるのですが、
 ①年に数回使うから売らない・貸さない
 ②水回りの修繕が必要、下水が通っていない(下水使用料50万+工事費が必要)
 ③手入れがされていない空き家なので崩れそう、大量の残留物がある

 この①~③の理由で、ほとんどが住めない・住むには厳しいのが現状。

 

松川町には、町営住宅がありません。
教員住宅を払い下げしたものが町営住宅のようになっていますが、戸数もたくさんあるわけではないです。

松川町に2ヶ所、県営住宅があるので問い合わせましたが「今は空きがない」とのこと。年に2回(8月下旬、2月中旬)空きがあれば公募があるそうです。

松川町は、民間のアパートの賃料が高い・・・と思います。
そして農業を始めるといろいろ物が増えてくるので、民間のアパートではいずれ厳しくなってくると思います。

 

 松川町へ引っ越してきた当初は「あと数年すれば “空き家”なんていっぱい出てくる」と言われました。

2年以上“空き家”を探しをしていますが、上記①~③やその他の理由で「住める空き家」がないのが現実です。

 

そしてもう一つ。
就農ホヤホヤの新規就農者が「住宅ローン」を組むことは、ほぼ無理という現実。

いつもお世話になっているメインバンクにて「住宅ローン」のことを聞きに行ったところ、定期的一定額の収入がある】というのが条件のひとつ。

農業など、不定期にしか収入が得られない場合は、確定申告をして“一定額”の収入(利益)があることを証明できないと「住宅ローン」は組めないとのこと。

私の場合、今年の1月から新規就農したので確定申告は来年2~3月。
つまり、確定申告後の来年2~3月までは「住宅ローン」が組めません。
そして、その確定申告で一定額の収入(利益)がなければ「住宅ローン」は不可。

 

今、松川町へ都会からの移住希望者えているそうです。

松川町としても「農業」というキッカケから移住を促進していますし、移住してから「農業」という考えの移住希望者も多いそうですが、「住める空き家」がないのが現実です。

  

Iターンで新規就農を目指すことは、本当に大変です。

技術習得」はもちろんむ場所の確保」資金の確保」「農地の確保」「農機具の確保」「作業小屋の確保」そして「販売先の確保」・・・。

 

私たちが直面している悩みは、ほとんどの新規就農者が同じように悩み、困ることだと思います。