思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

借りている農地に「作業小屋」を設置するために ~資金編~

 

新規就農者が農業を始めることは、想像以上に大変なことと実感しています。
作物の栽培はもちろんですが、それ以上に作業をするため必要なものをゼロから揃えて準備すること

購入するにも設置するにも、なかなか一筋縄では行かないことが多いです。
それでもいろいろ調べて、なんとかクリアしていく度に自分らの知識と経験値が増えていくので、マイナスばかりではないと思っています。


早い品種では8月下旬以降から、りんごの収穫が始まります。
その時期までには、収穫したりんごの保管・選果するための【作業場所】が必要です。

“借りている農地に「作業小屋」を設置する”ためコトを進めていますが、下記の2つを、同時進行しています。
 ⇒“資金”をどう工面するかということ
 ⇒“借りている農地に「作業小屋」を設置する”ための諸手続き

 

今回は“資金”のお話。 

【資金編①:強い農業・担い手づくり総合支援交付金】

農業用機械・施設の導入を支援してくれる交付金制度として、
農林水産省の「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」があります。
≪関連ブログ≫
2020/03/09★困った時こそ人の本質が見える!(驚きの対応と新たな交付金) - 思い立ったが吉日!
2020/03/25★「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」について① ~まずは概要~ - 思い立ったが吉日!
2020/03/30★「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」について② ~”ポイント取得”と”経営計画”~ - 思い立ったが吉日!

 

今年の3月。
締め切り間近でしたが、必要な書類を揃えて申請しました。

採択される条件が厳しい中、“採択”されたのはとても有り難いことではありますが、希望していた金額の30%減の支給という条件でした(支給額:23万4千円)

 

この交付金を受けるにあたり、いろいろな条件や制限がかかります。

長い目で農業経営を考えた場合、希望していた金額の30%減の支給ではメリットを感じられないと判断し、今回は交付金を【辞退】しました。
 ≪関連ブログ≫ 2020/04/10★“採択”されましたが「辞退」しました - 思い立ったが吉日!

 

【資金編②:青年等就農資金】

作業小屋の見積金額は「約240万」
交付金を辞退したので、新規就農者向けの無利子の融資制度(青年等就農資金)を受けることにしました。

青年等就農資金は、無利子であり、返済期間は17年以内
そして、最長5年間は返済を据え置きできます。

事業が軌道に乗るまでの間、資金繰りが厳しい時期に“返済を据え置きできる”ということは本当にありがたいこと。
 ≪「青年等就農資金」とは・・・≫ 青年等就農資金|日本政策金融公庫


そして、青年等就農資金は「認定新規就農者」が受けることができる融資制度
 ≪「認定新規就農者」に認定されると、受けることができる3つのこと(交付金・融資)≫
 2020/02/17★「認定新規就農者」とは? 認定されると・・・? - 思い立ったが吉日!
 2020/03/09★困った時こそ人の本質が見える!(驚きの対応と新たな交付金) - 思い立ったが吉日!

 
今年の3月。
私たちが「青年等就農資金」の融資制度を受けるため、検討会議を開催していただきました。

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 (参集者)
  ・日本政策金融公庫 長野支店 A氏
  ・長野県信連 伊那営業所 I氏
  ・JAみなみ信州 金融課 M氏、S氏
  ・農業改良普及センター M氏
  ・営農支援センター みらい Y氏、S氏
  ・山岸純二、山岸さやか

 

この時、農林水産省の「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」を申請中だったので、採択された場合は「160万」採択されなかった場合は「230万」を融資するという内容で話が進められました。

結果として、「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」は採択されたが辞退したので、全額融資(230万)ということで、現在進行状態です。

 

Iターンで新規就農を目指すことは、本当に大変です。
技術習得」はもちろん「む場所の確保」資金の確保」農機具の確保」「農地の確保」作業小屋の確保」そして「販売先の確保」・・・。


私たちが直面している悩みは、ほとんどの新規就農者が同じように悩み、困ることだと思います。