思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

町の広報に掲載されました!②

 

町の広報(4月号)に、私たち夫婦のことが掲載されました。 

北海道から移住してきた2018年にも掲載させていただいていますが、この時は「新規就農を目指しています」という内容でした。
 ≪関連ブログ≫ 2018/11/05★町の広報に掲載されました! - 思い立ったが吉日!

 

今回は「りんご農家として新規就農しました」という内容です。

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「松川町 議会だより 2020年4月号」


思い立ったが吉日! ~【りんご農家】 就農1年生~

                             山岸 純二 ・ さやか

2018年4月に北海道から松川町へ移住し、翌月5月から「なかひら農場」にて夫婦共々働きながら、りんご栽培の技術習得をしてきました。 

勤め始めてちょうど1年が経った2019年5月、支援センター“みらい”から、上片桐で離農される農家さんの話をいただきました。

まだ経験が少ない私たちが、今すぐ就農するのは時期尚早ということで「なかひら農場」に勤めながら、休みの日に離農される農家さんの畑仕事を手伝いに行っていました。

そして2020年1月、兼ねてからお話をいただいていた農家さんの畑を借りて、りんご農家を始めることとなりました。

「なかひら農場」での研修期間は1年8ヶ月。

短期間で技術習得できたのは、広大な畑での反復作業と、わからないことを聞ける環境のおかげであり、「なかひら農場」には感謝しかありません。

順調にスタートしたと思っていましたが、就農して1ヶ月後に状況が一変。

借りる予定だった農機具や作業小屋など、急きょ借りることができなくなりました。間もなく必要となる農機具をどうするかなど、畑仕事に専念できない日々が続きました。

困った時こそ人の本質が見え、優しさ・ありがたさが身に沁みます。

数少ない自分たちの知り合いに声をかけ、なんとか今年1年間のりんご栽培に支障がないよう、農機具を借りられるよう段取りを付けましたが、作業小屋はどうしても必要なので、準備を進めている状況です。

今年は暖冬で、春のような陽気が続いています。

りんご栽培において、今後どのような影響が出るのかはわかりませんが、私たちが作ったりんごで「おいしい!」の笑顔を増やすことが、私たち夫婦の目標です。

 


困った時こそ人の本質が見え、優しさ・ありがたさが身に沁みます。

この記事を書いたのは、今年の3月上旬。
間接的に「りんご農家を辞めてしまえ!」と言われたような出来事があった時。
町の行政の対応に”違和感”“不信感”を持ち始めた時。

困った時こそ人の本質が見え、優しさ・ありがたさが身に沁みた時。
≪関連ブログ≫
 2020/03/09★困った時こそ人の本質が見える!(驚きの対応と新たな交付金) - 思い立ったが吉日!
 2020/04/06★新規就農を目指している皆さまへ(新規就農3ヶ月目の私が思うこと) - 思い立ったが吉日!


いろいろありましたが、結果的にはすべてのコトが良い方へ向かっています。

今回の件で ”目には見えないけど、とっても大切なもの” を失った人たちが居ることを、私は知っています。

思えば・・・私たちが失ったものは何もなく、得たものはたくさんありました。


そして今、私たちができることは「おいしいりんご」を作り、
私たちが作ったりんごで「おいしい!」の笑顔を増やすこと。

それが、私たち夫婦の目標でもあります。