今年の01月から【りんご農家】としてスタートしました。
当初、順調にスタートしたと信じて疑いませんでしたが、就農して1ヶ月後に状況が一変(02/27~)。
借りる予定だった農機具や作業小屋など、急きょ借りることができなくなりました。
りんご農家を経営していくうえで、なくてはならないもの。
高額なので、すぐに買い揃えることが難しいものが、急きょ借りることができなくなり
間接的に「りんご農家を辞めてしまえ!」と言われた気がしてショックでしたが、クヨクヨしている暇などありません。
間もなく必要となる農機具をどうするかなど、畑仕事に専念できない日々が続きました。
困った時こそ人の本質が見え、優しさ・ありがたさが身に沁みます。
数少ない自分たちの知り合いに声をかけ、なんとか今年1年間のりんご栽培に支障がないよう、農機具を借りられるよう段取りを付けましたが、作業小屋はどうしても必要なので、準備を進めている状況です。
準備を進めるための「資金調達」。
いろいろな方法がありますが、今回の件でいろいろ調べて新たな交付金制度があることを知ったので、急きょ進めています。
【認定新規就農者】に認定されると、下記の交付金や融資などを受けることができます。
①「農業次世代人材投資資金(経営開始型)」
⇒就農してから5年以内の所得を確保するための資金を交付(年間最大150万円)
②青年等就農資金
⇒新規就農者向けの無利子資金制度
≪関連ブログ≫ 2020/02/17★「認定新規就農者」とは? 認定されると・・・? - 思い立ったが吉日!
①の交付金は、昨年の11月から書類を作成していて、交付決定の通知を先日いただいたところです。
≪関連ブログ≫
2020/03/06★ついに「農業次世代人材投資資金」の交付が決定しました!! - 思い立ったが吉日!
いずれ迎える収穫時期にりんごを置いたり、選果したりする作業小屋が必要です。
そのための資金調達として、
①「農業次世代人材投資資金(経営開始型)」だけではなく、
②「青年等就農資金」の融資を受けようと考えました。
そして、今回の「農機具や作業小屋を、急きょ借りられなくなった」という状況になる前から、農林水産省のHPを閲覧して見つけた
③「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」という交付金を進めたいと考えていました。
≪関連ブログ≫ 「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」とは・・・?
強い農業・担い手づくり総合支援交付金のうち地域担い手育成支援タイプ(令和2年度予算案):農林水産省
②の融資、③の交付金のこと、どちらも松川町の支援センター“みらい”の方へ話を進めてもらえるよう、以前からお願いをしていました。
②の融資は、今回の「農機具や作業小屋を、急きょ借りられなくなった」という状況になって、ようやく日本政策金融公庫の担当者の方を紹介していただけました。
③の交付金は、「これはやったことがないから、わからない」と、“みらい”から言われ放置されたので、農林水産省のHPに記載してあったお問合せ先(長野県合同庁舎)と、飯田市合同庁舎の農政課に自ら連絡して、今までの経緯を話しました。
長野県合同庁舎から松川町の支援センター“みらい”へ。
飯田市合同庁舎から松川町の支援センター“みらい”へ。
それぞれ、自ら問い合わせて今までの経緯を話したことで、③の交付金のことを対応するように連絡が行ったそうです。
ダブルで上からの圧力?があり、ようやく松川町の支援センター“みらい”が動き始めました。
ここまで話が大きくならないと、何にも動かないことに失望する反面、【アテにしてはいけない】ことを思い知らされました。
③「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」のことは、飯田市合同庁舎の農政課で詳細を聞くことができました。
手続きを進めるにあたり、期限が迫っていたのでなかなか厳しい状況であり、必ず採択されるものでもないのですが、急いで申請を進めている状況です。
今回申請を進めている
③「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」の交付金ですが、条件の一つとして【認定新規就農者】であること。
・・・なので、改めます。
★【認定新規就農者】に認定されると・・・?
下記の、交付金や融資などを受けることができます(それぞれ必須要件あり)。
①「農業次世代人材投資資金(経営開始型)」
⇒就農してから5年以内の所得を確保するための資金を交付(年間最大150万円)
②「青年等就農資金」
⇒新規就農者向けの無利子資金制度
※詳しくはこちら⇒青年等就農計画制度について:農林水産省
③「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」
⇒農業用機械・施設の導入を支援する交付金(事業費の10分の3以内:最大300万円)
※詳しくはこちら⇒強い農業・担い手づくり総合支援交付金のうち地域担い手育成支援タイプ(令和2年度予算案):農林水産省
「2020 / 03 / 04:飯田市合同庁舎 農政課 にて、いただいた資料」
本来なら、住んでいる市町村の役場(農業の支援センターなど)が、新規就農者に交付金制度などの情報を提供すべきことなのでは??・・・と、思います。
困った時こそ人の本質が見え、優しさ・ありがたさが身に沁みます。
今回の「長野県合同庁舎」と「飯田市合同庁舎の農政課」のとても迅速かつ丁寧な対応に救われた反面、「松川町の支援センター“みらい”」の対応は・・・!?
いろいろとお勉強になりました!!