今年の4月に、りんごの「接ぎ木」をしました。
≪関連ブログ≫ 2019/04/27★りんごの「接ぎ木」をしました! - 思い立ったが吉日!
あれから随分と時間が経ってしましたが、「接ぎ木」のその後をふりかえります。
「接ぎ木」成功のポイントは【穂木と台木の形成層を合わせること】。
そして形成層がうまく合うと、接ぎ木した穂木から芽が出て新梢が伸びます。
※新梢(しんしょう)→今年新しく伸びた若い枝のこと
「接ぎ木」は【新梢が伸びてきたら成功◎】だと思って
いましたが・・・少し違いました。
接ぎ木した穂木から新梢が伸びても、その新梢の生育が悪ければ【成功△】なのです。
生育の目安は、今時期(7月下旬ごろ)で新梢が20~30㎝ぐらい伸びていること。
新梢の生育がそれ以下ならば、来年改めて接ぎ木をやり直した方がいいくらい
今後の伸び率が悪く、育つまでに時間がかかってしまいます。
(⇒接ぎ木した新梢を効率よく早く育てた方が、より早く収穫に結びつくため)。
「接ぎ木:【成功◎】の例」 「接ぎ木:【成功△】の場合」
新梢の生育の良し悪しは、以下のことが大きく影響してきます。
① 日当たりが良いこと
②「接ぎ木」に適した “勢いのある穂木” を使っていること
その他の事柄としては、
③ 短い穂木より長い穂木を使うと、生育が早い場合がある
(※デメリット ⇒ 穂木が長いと、接ぎ木テープで固定する難易度が高くなるから)
④接ぎ木をする台木は、真横(赤い点線)より下向きに生えているものを使用する
(※理由 ⇒ 上向きの台木に接ぎ木すると、その接ぎ木の樹勢が強くなるから)
「④:りんごは“頂部優勢”なので、上に向いているものは樹勢が強くなる」
ハッキリした数字ではありませんが、初めての「接ぎ木」の成功率。
まだまだ経験不足ですが、成功率がゼロではないことにホッとしました。
【成功 ◎】→20%
【成功 △】→20%
【失敗 ✕】→60%
何か新しく品種を増やす時に、苗から育てるよりも「接ぎ木」は有効なので
今回の【成功&失敗】を、次回に活かしたいと思います!
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