梅雨入りしたので、天気がとても不安定です。
雨が降っていない時に、摘果作業を進めています。
今年の摘果作業をしていて思うことは、
4月の “霜” 被害で「中心果(ちゅうしんか)」がないものが多いことです。
「中心果がありません」
りんごの花は、複数(5~6個)の花が集まって咲きます(=花そう)。
花そうの多くは、真ん中の花(中心花:ちゅうしんか)が一番先に咲き始め、
あとから周りの花(側花:そっか)が咲き始めます。
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中心花が一番先に咲くので、その時期に“霜”が降りると花が落ちてしまい
中心果が付いていないことがあります。
そして、中心花が一番先に咲くので生育が早く、一番大きくなるのが一般的です。
「文句なしに、中心果が大きいです」
それでも、すべての中心果が一番大きくなるわけではありません。
「どれも同じぐらいの大きさの場合」 「中心果が一番小さい場合」
一輪摘果をする場合、ふじの摘果では中心果以外を残してもいいのですが、
品種によっては “中心果を残す(残したい)” ものもあります。
※上記右側の画像のような「中心果が一番小さい場合」は、
側果の中で一番大きいものを残して一輪摘果をしています。
摘果作業をしていて、鳥さんの巣を見つけることがあります。
「今回も見つけました!(©“2019”の上辺り)」
今までの3回ほど見つけましたが、
今回は巣の中に「たまご」があったのでとてもビックリしました!!!
「とてもとても、小さいたまごです」
親鳥が居ないうちに、巣の近くの摘果を終わらせました。
しばらくしたら、鳥さんが戻ってきました。
「たまごを温めているようで、まったく動きません」
野鳥がりんごの樹に巣をつくり、命をはぐくむ。
自然が豊かな証拠です。
りんごの樹を育てることは、もちろんりんごを収穫するためですが
同時に自然を守ることにも つながっていることに、改めて気づきました。
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