思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

りんごの摘果作業が続いています!

 

梅雨入りしたので、天気がとても不安定です。
雨が降っていない時に、摘果作業を進めています。

今年の摘果作業をしていて思うことは、
4月の “霜” 被害で「中心果(ちゅうしんか)」がないものが多いことです。

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「中心果がありません」

 

りんごの花は、複数(5~6個)の花が集まって咲きます(=花そう)。

花そうの多くは、真ん中の花(中心花:ちゅうしんか)が一番先に咲き始め、
あとから周りの花(側花:そっか)が咲き始めます。
 ≪関連ブログ≫ 2019/05/06★「花そう摘花」が始まりました! - 思い立ったが吉日!

 

中心花が一番先に咲くので、その時期に“霜”が降りると花が落ちてしまい
中心果が付いていないことがあります。

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そして、中心花が一番先に咲くので生育が早く、一番大きくなるのが一般的です。

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「文句なしに、中心果が大きいです」


それでも、すべての中心果が一番大きくなるわけではありません。

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「どれも同じぐらいの大きさの場合」   「中心果が一番小さい場合」


一輪摘果をする場合、ふじの摘果では中心果以外を残してもいいのですが、
品種によっては “中心果を残す(残したい)” ものもあります。

※上記右側の画像のような「中心果が一番小さい場合」は、
 側果の中で一番大きいものを残して一輪摘果をしています。

 


摘果作業をしていて、鳥さんの巣を見つけることがあります。

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「今回も見つけました!(©“2019”の上辺り)」

 

今までの3回ほど見つけましたが、
今回は巣の中に「たまご」があったのでとてもビックリしました!!!

f:id:agri-connect:20190614211006j:plain「とてもとても、小さいたまごです」


親鳥が居ないうちに、巣の近くの摘果を終わらせました。
しばらくしたら、鳥さんが戻ってきました。

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「たまごを温めているようで、まったく動きません」

 

野鳥がりんごの樹に巣をつくり、命をはぐくむ。
自然が豊かな証拠です。

りんごの樹を育てることは、もちろんりんごを収穫するためですが
同時に自然を守ることにも つながっていることに、改めて気づきました。

≪関連ブログ≫
 2018/12/08★「フクロウはリンゴを守る」の記事に興味が湧きました! - 思い立ったが吉日!