知り合いの農家さんから「シナノリップ」の穂木をいただいたので、
【挿し木】に挑戦しました!
≪シナノリップ≫
・長野県果樹試験場で「千秋」に「シナノレッド」を交配、育成
・平成30年(2018年)2月に品種登録されたりんご
・8月中下旬ごろから収穫できる、早生りんご
・果重:300g前後
・糖度:14~15%
①挿し木の土は「鹿沼土(かぬまつち)」を使いました。
(鹿沼土は酸性度が高いので、赤玉土でもいいと思います)
②鉢に鹿沼土を入れて、よく湿らせておく。
「Before」 「After」
③芽を3~4個残して、穂木を切る。
④切った穂木の下の部分(鹿沼土に差し込む部分)を斜めにカットする。
⑤挿し木の成功率を上げたいので、適量に希釈した「メネデール」を用意。
⑥斜めに切った切り口に「メネデール」を浸し、鉢に挿し木する。
⑦切り口を保護するため「トップジンMペースト」を塗布する。
「りんごの剪定後の切り口にも、塗布薬として使っているもの」
「塗布した状態:2019 / 04 / 19」
⑧乾燥を防ぐため、水を張ったバケツに鉢を入れる。
【挿し木から 2日後:2019/04/21】
「早くも葉が出てきました!!」
【挿し木から 5日後:2019/04/24】
「葉がだいぶ開いてきました」
【挿し木から 11日後:2019/04/30】
「すくすくと育ち、ギュウギュウ状態・・・」
挿し木をすると、意外と簡単に(?)葉が伸びてくるようですが、
突然、枯れてしまう時期があります。
今は挿し木の「貯蔵養分」で育っていますが、
新しい葉で作られた養分(=「同化養分」)への転換がうまくいけば
枯れずに根が出てきます。
この転換期を「養分転換期」といい、時期は6月頃です。
≪関連ブログ≫
2018/06/03★6月は “貯蔵養分” と ”同化養分” の転換期! - 思い立ったが吉日!
引き続き、観察します!!