りんごの花が咲き始め、今年はGW前から「花そう摘花」が始まりました。
今年のりんごの開花は、ほぼ例年並のようです。
「咲き始めた “ふじ”の花」
●花叢(かそう)とは→1ヶ所から発生した、複数の花の集まりのこと
「真ん中の花は“中心花(ちゅうしんか)”、その周りの花を“側花(そっか)”と呼ぶ」
●摘花(てきか)とは→大きな果実を収穫するため、花叢(かそう)の花を間引くこと
※花が終わり実になる頃の「てきか」は、「摘花→摘果」となります。
今は花柄(かへい)が柔らかいので、摘花しやすいです。
どの花そうを残すのか・どれぐらいの間隔で(花そうを)残すか、
収穫期にりんご同士がぶつからないよう、いい実が収穫できることを考えながら
「花そう」を「摘花」します。
「摘花作業はスピード勝負ですが、ひとつひとつ手作業で行います」
ふじよりも早く、王林が花を咲かせました。
「王林の蕾は、ピンクのあめ玉みたいでかわいいです」
いち早く咲いたので、すでに実になり始めています。
「受粉すると花びらが落ちて実になり、膨らみ始めます(王林)」
農場が休みの日に、知り合いの農家さんの「摘花」をお手伝いしてきました。
「つがるの花が満開です!!」
こちらの農家さんは、「花そう摘花」ではなく「一輪摘花」をしていました。
「一輪摘花」とは・・・中心花を残して、側花を摘花すること(=一輪のみ残す摘花)
「一輪摘果:Before」 「一輪摘果:After」
「摘花した花びらのじゅうたん」
「花そう摘花」「一輪摘花」
どのように「てきか」をするかは、ほ場の状況や農家さんの考え方で
違いはありますが【おいしいりんごを作る!】という想いは同じです。
いろいろな状況を見て・知り、いろいろな考え方を聞き、今は新規就農に向けて
日々勉強中です!!