“同じりんご(同じ品種)”を増やす方法として「接ぎ木」があります。
⇒「接ぎ木」とは、2つ以上の異なる植物同士をつないで、一つの植物と
して育てる手法のこと
りんごの種を蒔いても【“同じりんご”は育たない】ので、同じ品種を増やす方法として
「接ぎ木」をすることが多いです。
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2018/10/21★りんごの種を蒔きました(観察します①) - 思い立ったが吉日!
①接ぎ木する枝(台木:だいぎ)に、接ぎ木ナイフで切り込みを入れます。
切れ込みを入れた台木。
②接ぎ木したい品種の枝(穂木:ほぎ)を用意し、斜めに切り込みを入れます(A)。
反対面も、斜めに切り込みを入れます(B)。
穂木の長さは、芽を2つほど残した部分で切る(およそ5cm前後)。
「切り込みを入れた穂木」
③切り込みを入れた台木に、穂木を挟む。
この時【台木と穂木、それぞれの形成層を合わせること】がポイント!!
「台木・穂木、それぞれの 形成層 を合わせました」
④隙間から雨が入らないよう、接ぎ木テープでしっかり固定する。
「伸びるし、くっつくので、とても使いやすいです」
「接ぎ木」は、繊細な作業です。
簡単そうに見えますが、台木や穂木の切り込みがうまくできなかったり、
テープを巻くときに穂木がズレたり、慣れるまで何度も何度も失敗しました。
①~④の作業がうまくできても、
それぞれの形成層がズレてしまったら活着できず、接ぎ木は成功しません。
接ぎ木した穂木から芽が出てくれば、接ぎ木は成功です!
成功か失敗かは、もう少し時間がかかるので、ドキドキしながら待ちます。