思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

病患部の削り取り作業が始まりました!(赤衣病)

 

“腐らん病”と併せて“赤衣病(あかころもびょう)”の病患部を
削り取る作業をしています。

 

ここでは、“赤衣病(あかころもびょう)” のお話。
 ≪関連ブログ:腐らん病
  2019/03/14★病患部の削り取り作業が始まりました!(腐らん病①) - 思い立ったが吉日!
       2019/03/26★病患部の削り取り作業が始まりました!(腐らん病②) - 思い立ったが吉日!

 

≪“赤衣病”とは≫

  ■胞子を噴出して他の樹へ感染する

  ■病患部が枝や幹を一周すると、その先へ養分が行き渡なくなり枯死する

  ■赤衣病は、白い病斑淡紅色に変色した樹皮が特徴(下記画像参照)

f:id:agri-connect:20190329210405j:plain
f:id:agri-connect:20190329210354j:plain
f:id:agri-connect:20190329211151j:plain

  ■過去の治療痕に再発していることが多い

  ■山間部や山が近くにある環境で、多くみられる

  ■病原菌の感染範囲がとても広く、200種類以上の樹に感染(寄生)する
(一例として、りんごの他に、かんきつ・びわ・あんず・サンショウ・ライラック等)

  ■赤衣病は(腐らん病より)病患部が固いため、削る作業が大変

 

≪治療法≫
  ⇒病患部を「削り取り、薬を塗布」する

  ⇒“赤衣病” が広範囲に進行している場合は 切り落とす
   (病患部が枝や幹を一周すると、その先へ養分が行き渡らなくなり治療しても
    枯死するため



f:id:agri-connect:20190329212623j:plain
「明らかに枝の様子が違います」


f:id:agri-connect:20190329212633j:plain
「白い病斑や淡紅色に変色した症状が現れています」


病気の部分は茶色に変色しています。

f:id:agri-connect:20190329212644j:plain
病患部が枝を一周していなかったので、削り取り、薬を塗布します」

 

 ◆“赤衣病”を発見!①

f:id:agri-connect:20190329214302j:plain

f:id:agri-connect:20190329214320j:plain
f:id:agri-connect:20190329214331j:plain

「削り取り、薬を塗布しました」
 

◆“赤衣病”を発見!②

f:id:agri-connect:20190329215839j:plain

 

f:id:agri-connect:20190329215851j:plain
f:id:agri-connect:20190329215903j:plain

「削り取り:Before①」         「削り取り:After①」

f:id:agri-connect:20190329215914j:plain
「薬を塗布しました」

 

はじめの頃は、特徴である白い病斑を見つけても“日焼け箇所”との区別が難しく、
どこまで削っていいのか、悩みました。

とにかく毎日【たくさんの樹を見て・触って・治療】の反復。

2つとして同じ樹が無いので進行状況や症状もさまざまですが、
病気を見つけて治療することへの自信が付き、それ以外の方法で技術を習得できる
近道はないと考えます。