りんごの剪定作業、まだ続きます!!
【りんごの剪定作業が始まりました!①】は、剪定の基本作業
≪関連ブログ≫
2019/01/12★りんごの剪定作業が始まりました!①:三又を1本にする - 思い立ったが吉日!
【りんごの剪定作業が始まりました!②~③】は、成木の剪定で、樹を大きく育てる
目的がありました。
≪関連ブログ≫
2019/02/01★りんごの剪定作業が始まりました!②:ふじの若木(10年生) - 思い立ったが吉日!
2019/02/18★りんごの剪定作業が始まりました!③:ふじの成木(15年生) - 思い立ったが吉日!
今回の【りんごの剪定作業が始まりました!④】は、“わい化”の剪定 で
考え方が少し異なります。
≪わい化(矮化)≫
■“わい化(矮化)”とは・・・植物などを人為的に小さく仕立てること
■“わい化栽培”とは・・・樹の成長を抑える性質を持った台木(わい性台木)を
利用して、樹を小さく育てる栽培方法のこと
※使用する台木によって、成長するりんごの樹の大きさが変わってきます。
「紅玉のわい化栽培(20年生)」
「紅玉の台木⇒M9台木を使用」
「ジョナゴールドのわい化栽培(40年生)」
「ジョナゴールド⇒M26台木を使用」
「わい化栽培の利点」 ※他にもあると思います
①早い時期からたくさん収穫できる
②少ない面積でたくさん栽培することができる
③太陽光が差し込みやすくなるため、果実の着色が良くなる
④高所作業が軽減され、作業効率と安全性が向上
「わい化栽培の欠点」 ※他にもあると思います
①支柱や苗木代などの開園費がかかる
②たくさん実をつけすぎると、樹勢が弱りやすい
③根が浅いので、台風や湿害・干害の影響を受けやすい
≪わい化栽培の剪定方法≫
小さく仕立てることが目的である“わい化栽培”の剪定の考え方は「現状維持」。
徒長枝は切り落とし、枝同士が当たっている箇所を剪定します。
「Before①」 「After①」
「Before②」 「After②」
「Before③」 「After③」
贈答用のりんごの樹は樹勢が落ち着いているので、これまでの剪定方法(①~③)の
剪定方法というより、今回の剪定方法(④)の応用の剪定です。
もちろん、贈答用のりんごの剪定はベテランさんが行います。