摘果作業が続いています。
暑い日が続いていましたが、雨が降り少しだけ暑さが和らぎました。
「実がさらにぷっくりしてきました」(ふじ)
実が小さいうちは、摘果した実をそのまま下へ落としていましたが、
この大きさになると、落とす場所にも気を使います。
他の実にぶつかると、傷が付いてしまうからです。
収穫時期のりんごに比べればまだまだ小さいのですが、
この変化を感じられる事にワクワクしています。
そして6月は、樹にとって重要な時期です。
春から伸びている新枝は、昨年までの“貯蔵養分”を消費して成長しています。
見かけは元気でも、樹の体力としては、かなり衰弱している状態です。
昨年までの“貯蔵養分”と、新しい葉で生産された養分(=“同化養分”)が
転換され、樹はさらに成長します。
この転換時期が6月頃で「養分転換期」といいます。
昨年までの“貯蔵養分”を消費して花を咲かせ実をつけているので、
樹は疲労困憊な状態です。
樹に負担が掛からないよう、早め早めに摘果を済ませることが大切です。