思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

“つがる”の収穫で大忙しです!

 

私たちの畑は、8月19日から“つがる”の収穫が始まりました。

私が住んでいる地域は、長野県でも南に位置していて(南信)、県内でもいち早くりんごの収穫が始まります。

他の地域のりんごが流通する前に出荷できることは強みでもあり、一日でも早く収穫して出荷すれば、高値で取引されます。

“つがる”は、食感が柔らかくなるのが早いので、赤く色づくのを待ってからの収穫ではなく、早め早めに収穫します。

 

2020年8月21日(金)
この日は、葉摘み作業をしました。
わい化の樹ですが、巨大化しているので普通樹とあまり変わらず、樹の内側は陽が当たりづらく、色付いていないものが多いです。

f:id:agri-connect:20200904225549j:plain
「2020 / 08 / 21:一昨日に収穫したので、収穫できるほど色づいていません」


2020年8月24日(月)
ようやく、りんごが色付き出しました。この日から毎日、収穫作業に追われています。

f:id:agri-connect:20200904225841j:plain

f:id:agri-connect:20200904225850j:plain
f:id:agri-connect:20200904225956j:plain

「2020 / 08 / 24:ここまで赤くなる前のりんごも収穫しています」

f:id:agri-connect:20200904230007j:plain
「2020 / 08 / 24:鳥につつかれる前に収穫したいが、鳥の方が一枚うわて」


2020年8月25日(火)
この日もとても暑く、暑い時期の収穫作業はなかなか大変です。

f:id:agri-connect:20200904230438j:plain
「2020 / 08 / 25:今日のカエルくん」

 

2020年8月26日(水)
昨日、JAから長野県の北信・中信のりんごが出始め、青森県産のりんごも出始めれば、価格が大きく変動すると連絡がありました。

赤く色づくのを待っていては高値の時期を逃してしまうこと、すべての作業を夫と2人でこなしているので後々収穫が追いつかなくなると思い、色がほんのり赤くなってきたものからドンドン収穫しています。

f:id:agri-connect:20200904230956j:plain
f:id:agri-connect:20200904231002j:plain

f:id:agri-connect:20200904231010j:plain
「2020 / 08 / 26:つがるの畑」

f:id:agri-connect:20200904231019j:plain
「2020 / 08 / 26:今日のカエルくん」


2020年8月27日(木)
朝からとても暑い日が続いています。収穫作業が、とても忙しくなってきました。

f:id:agri-connect:20200904231558j:plain
f:id:agri-connect:20200904231603j:plain

「2020 / 08 / 27:選果場へ出荷するりんごは、畑で選果しています」

 

JAの選果場へ出荷できるりんごは大きさが決まっていて【小玉】は出荷できません。
コンテナ出荷に小玉が入っていたら、没収されてしまいます(1円も値がつきません)
(※オープンケースに箱詰めすれば【小玉】も出荷できるが、手間と箱代がかかります)

 

この日は収穫したりんごをJAの選果場へ出荷したあと、【小玉】を茶箱へ詰めて、飯田市にある市場へ初めて出荷しました。

f:id:agri-connect:20200904232513j:plain
f:id:agri-connect:20200904232519j:plain

「2020 / 08 / 27:翌日の朝の競り(セリ)で、値が付けられます」


2020年8月28日(金)
この日は15時頃から雨が降る天気予報。
最近、毎日のように雨マークがついても全く雨が降りませんでしたが、この日は予報が当たり、通り雨が降りました。

f:id:agri-connect:20200904232735j:plain
「2020 / 08 / 28:雨が上がり、虹が出ました!!」

 

カエルくんもご機嫌で、りんごの上で“どや顔”です。

f:id:agri-connect:20200904232849j:plain
「2020 / 08 / 28:今日のカエルくん」



2020年8月29日(土)
この日は畑へ行く前に「もなりん」へ袋づめを出荷しました。

f:id:agri-connect:20200904233438j:plain
f:id:agri-connect:20200904233443j:plain

 ≪関連ブログ≫「もなりん」とは・・・?
  2020/08/22★シナノリップを収穫&直売所へ初出荷しました! - 思い立ったが吉日!

【「もなりん」に出荷=売れる】わけではなく、売り場には4日間しか置けないので売れ残れば回収しに行かなければなりません・・・。

f:id:agri-connect:20200904233446j:plain
「2020 / 08 / 29:つがるの袋詰め」

 

全部で8通りある“つがる”の畑の選り取り収穫がひと回りしたので、また最初の通りに戻って選り取り収穫をしていきます。

f:id:agri-connect:20200904234018j:plain
「2020 / 08 / 29:選り取り収穫 2周目」

鳥つつきの被害はだいぶ減りましたが、虫の被害が目立つようになりました。

f:id:agri-connect:20200904234149j:plain
「2020 / 08 / 29:カメムシの被害。 2ヶ所、吸われています」

 

そしてこの日の午前中、高所作業車が納車になりました。
とても状態が良い中古車が見つかり、今日から私は高所作業車にて収穫をします!

f:id:agri-connect:20200905000428j:plain

f:id:agri-connect:20200904233457j:plain
「2020 / 08 / 29:高い場所の収穫は、とても楽チンです」


2020年8月31日(月)
高所作業車のおかげで、脚立の上り下りの収穫より断然スピードアップしました。

f:id:agri-connect:20200904234830j:plain

f:id:agri-connect:20200904234840j:plain
「2020 / 08 / 31:つがるの畑」

 

f:id:agri-connect:20200904234845j:plain
「2020 / 08 / 31:今日のカエルくん」

8月19~31日までで、全体の半分ぐらい収穫して出荷しました。
“つがる”は日持ちがしないので、収穫したりんごを一日でも早く出荷して在庫しないことが重要だと感じました。

早生種は、とにかくスピード勝負!!

M9自根の高密植栽培の樹は、わい化や普通樹よりも色付きが早い。
隣りの農園さんはM9自根の“つがる”なので、今季最初の収穫は色付きが良く、私たちのわい化の“つがる”の3~4倍以上の収穫量でした。

色付きも収量も作業性も、わい化や普通樹ではM9自根にはかないません。
スタートダッシュから、一気に差を付けられました。

引き続き9月も、つがるの収穫が続きます。