思い立ったが吉日!

~40歳過ぎから始める新規就農~

新規就農者の畑の引っ越し⑤ ~植え付けが始まりました!~

 

トレリス(りんごの棚)の準備も終盤。いよいよ、植え付けが始まります!!
 ≪関連ブログ≫
  2021/02/25★新規就農者の畑の引っ越し② ~畑の整地 編~ - 思い立ったが吉日!
  2021/03/07★新規就農者の畑の引っ越し③ ~トレリスの移動&増設編~ - 思い立ったが吉日!

  2021/03/28★新規就農者の畑の引っ越し④ ~トレリスの整備&畑の耕うん編~ - 思い立ったが吉日!

 

2021年03月24日(火)
植え付けをする通りに、中間支柱を立てました。

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「2021 / 03 / 24:中間支柱立て作業」

黄色矢印の部分に両足で体重をかけ、支柱を地中に沈み込ませます。

「2021 / 03 / 24:耕したので多少フワフワですが、思うように沈まず・・・」

それでも、今年植え付けする通り(8通り分)に中間支柱を90本以上立てました。


「2021 / 03 / 24:あとは、ワイヤーを張れば完成となります」


2021年03月27日(土)
畑へ行く前に、松川町で借りている小屋に保管している幼木たちを運びました。


「2021 / 03 / 27:昨年12月に掘りあげた、幼木たちの様子」
 ≪関連ブログ≫
  2021/01/19★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~苗木編~ - 思い立ったが吉日!
  2021/01/22★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~幼木編~ - 思い立ったが吉日!
  2021/01/26★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~ 一時保管編(苗木・幼木)~ - 思い立ったが吉日!
  2021/01/29★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~春までの管理編(苗木・幼木)~ - 思い立ったが吉日!

風がビュービュー入り込むし日差しも入るので、小屋の中はほぼ外と同じ温度
連日の暖かさで、芽吹いていました。

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「2021 / 03 / 27:芽吹いているのは生きている証拠なので、ひと安心!?」

 

昨年12月に掘りあげてから今日まで、動噴で樹の上部への水やりは3回
根に水やりはしませんでしたが、袋に入れていたため、乾燥は防ぐことができたようです。

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「2021 / 03 / 27:袋の中には水滴がたくさん付いています」

 ≪関連ブログ≫
  2021/01/29★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~春までの管理編(苗木・幼木)~ - 思い立ったが吉日!

全部で5パレット分ありますが、1パレット分で軽トラックがいっぱいに。
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「2021 / 03 / 27:これで約40本分(4年生シナノリップ)」

畑へ着き、まずは水やりを。
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「2021 / 03 / 27:袋はそのまま活用して、上部に穴をあけて水を入れました」


先日、中間支柱を立てたので、1通りにつきワイヤーを2本張ります。

今回は、重いワイヤーではなく【エクセル線】というプラスチック製の線を使用。
軽量強度もあり、柔軟性があるので扱いやすく、なにより安価!

軽量ということでトレリス(りんごの棚)への負担も軽減されるのでは・・・という狙いもあります。

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「一巻:1000m、重さ:約6㎏、価格:5,750~10,000円(#12、線径2.5㎜)」
 ≪関連ブログ:03/14の記事≫
  2021/03/28★新規就農者の畑の引っ越し④ ~トレリスの整備&畑の耕うん編~ - 思い立ったが吉日!

 

エクセル線の先端は、ワイヤークリップで留めました。

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エクセル線を2本張り(黄色矢印)、幼木を植え付ける場所に支柱を立てます(赤色矢印)。

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「2021 / 03 / 27:支柱の間隔(植え付け間隔)→80㎝

 

太い根は、ハサミで切りながら植え付けをしました。

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「太い根を切る(Before)」       「太い根を切る(After)」

 

太い根を切る作業で気づいたこと。

太い根ばかりの樹は、枝も太くて樹勢が強いものが多い。

⇒逆に、が毛細血管のように細くてフワッとしていると、枝も細くて樹勢が落ち着いている

樹勢を落ち着かせることは、見えている地上部分の問題だけではなく、見えていない根の部分と深く関連していることがよく分かりました。

 

植え付けして、水やりをします。

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「2021 / 03 / 27:植え付けの様子」

 

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「2021 / 03 / 27:”果樹園のフェラーリ”で、水やりの様子」

今までは、ワイヤーと幼木を誘引ロープで留めていました。
しっかり縛っても動いてしまうことが多く、今回は「グリップクリップ」というものを使いました。

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「グリップクリップ(105㎜)を使用(ニュージーランド製)」

 

このクリップは「ワイヤーの太さ(2.5㎜)のみ対応」という条件付きですが、取り付けが簡単で、しかもクリップが動かないので作業効率はとてもいいです。
ただ、ワイヤーに取り付ける時にクリップがかなりの確率で破損するため、ちょっと考えものです。
購入先に問い合わせして、破損したものは交換していただけることになりましたが、その手間を考えると、総合的に効率がいいのかは「???」です。


2021年03月29日(月)

昨日の雨で、桜の開花が一気に進んだように感じます。


「2021 / 03 / 29:近所の風景(松川町)

 

畑では、雨が蒸発して幻想的な景色を作りだしていました。

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「2021 / 03 / 29:山では雨ではなく雪だったのかも

この日は、シナノドルチェ(4年生)の植え付け。


「2021 / 03 / 29:要領を得てきたので、作業がスムーズです


水やりも“果樹園のフェラーリ”で楽チン!


「2021 / 03 / 29:今まではバケツリレーでしたから・・・(涙)

 

2021年03月30日(火)
本日、4年生の植え付け最終日(秋映)。


「2021 / 03 / 30:4年生の秋映(右)と、2年生の苗木(左)」

 

4年生クラスの大きさだと、50本以上の植え付け作業に約一日かかりました。
明日からは、2年生の植え付けが始まります。

f:id:agri-connect:20210404232218j:plain   「2021 / 03 / 30:植え付け後、水やりの様子」



2021年03月31日(水)~04月01日(木)
今日から2年生の苗木を植え付けます。
背丈が低く、ワイヤーの高さに達していないので、マイカー線を張り、植え付け準備をします。

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「2021 / 03 / 31:2年生も 80㎝ 間隔で植え付けします」

マイカー線にはグリップクリップが使えないので「トーカバンド」という引っ掛けがついた輪ゴムを使います。

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「2021 / 03 / 31:1㎏入りですが、何個入りかは不明・・・(数えていません)」


昨年の3月に接ぎ木して育てた苗木ですが、生育の差がとてもあり、私の身長ほどに大きくなったものや、数センチしか大きくならなかったもの。

今年は肥料をすき込んだので、大きくなってほしいです。

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「2021 / 03 / 31:どちらも2年生の苗木」
≪関連ブログ≫
 2020/04/01★「高密植栽培」で使う苗木づくりをしました!(追記あり) - 思い立ったが吉日!


昨年の冬に、畑から掘りあげた幼木・苗木たち。
松川町から中川村へ「畑の引っ越し」が完了しました!!

うまく根付けば、仮植えする場所や整った施設がなくても、掘りあげて越冬させる方法が見つかったことになります。

ただ、やはり仮植えするか、掘りあげてすぐに定植できる環境が一番望ましいことではあります。
 ≪関連ブログ≫
  2020/12/23★リスクを負っても、する理由が私たちにはありました ~畑の引っ越し~ - 思い立ったが吉日!
  2021/01/19★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~苗木編~ - 思い立ったが吉日!
  2021/01/22★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~幼木編~ - 思い立ったが吉日!
  2021/01/26★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~ 一時保管編(苗木・幼木)~ - 思い立ったが吉日!
  2021/01/29★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~春までの管理編(苗木・幼木)~ - 思い立ったが吉日!

 

そして、植え付け作業はまだ続きます。
今年接ぎ木した新1年生の苗木たちを「約700本」植え付けをします。

 

新規就農者の畑の引っ越し④ ~トレリスの整備&畑の耕うん編~

 

「トレリス(りんごの棚)の整備」初心者の私たち夫婦。

慣れない作業ひとつひとつに時間はかかりますが、メキメキとスキルアップしながら【畑の引っ越し】を進めています。
 ≪関連ブログ≫
  2021/02/25★新規就農者の畑の引っ越し② ~畑の整地 編~ - 思い立ったが吉日!
  2021/03/07★新規就農者の畑の引っ越し③ ~トレリスの移動&増設編~ - 思い立ったが吉日!

 

2021年03月10日(水)~12日(金)
①親柱を下に引っ張っているワイヤー(赤矢印)の位置決めをします。

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「2021 / 03 / 10:この時に大活躍したのは、水平機スケールでした」

 

②親柱の一番上にワイヤーを張ります。

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「2021 / 03 / 10」            「2021 / 03 / 12」

 

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「2021 / 03 / 12:約100m離れた反対側の親柱まで、高所作業車で移動中」


2021年03月14日(日)
足りない分のワイヤーは、JA資材課にて購入。
一巻で約1200m、重さは50㎏(#12、線径 2.6㎜)、価格:約32,000円

私一人では運べない重さで、なかなか扱いが大変・・・!!!

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「2021 / 03 / 11:このワイヤーを運んだあと、カニガラ粉末(15㎏)軽いっ!!」

  

この重いワイヤーを張るために使うのが「ワイヤー送り出し機」
自作して使っている農家さんも多く、お借りしました。

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「2021 / 03 / 14:軽トラックに、ワイヤーと送り出し機をセット」

 

一人が、ワイヤーの先端を持って高所作業車で、もう一人がワイヤー送り出し機をゆっくり回して、ワイヤーがスムーズに出るように送り出していきます。

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「2021 / 03 / 14:これから赤矢印の親柱間にワイヤーを張ります」

 

毛糸のようにシュルシュルと簡単に・・・というわけにもいかず、この固くて重いワイヤーが暴れまくります!!

夫が高所作業車、私がワイヤーの送り出しをやりましたが、この暴れん坊を扱うのは想像以上に大変で「ワイヤー送り出し機」がなかったらたぶん、目も当てられないような大惨事になっていました・・・。

 

2021年03月15日(月)
すべての親柱間にワイヤーを張り終わり、苗木を植え付けるところを管理機で耕していきます。

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「2021 / 03 / 15:この管理機、本日が畑デビュー!」

 

先月、トラクターで耕していただきましたが、土が荒いのと不要な枝や根を拾いながら何度も管理機で耕していきます。
 ≪関連ブログ≫ 2021/02/25★新規就農者の畑の引っ越し② ~畑の整地 編~ - 思い立ったが吉日!



そして、通路となるところは“果樹園のフェラーリ”で鎮圧。

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「2021 / 03 / 15:耕うんと鎮圧」

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「2021 / 03 / 15:鎮圧した通路」


2021年03月17日(水)
苗木を植え付けるところに肥料をまき、すき込みます。

肥料のまき方や、どの肥料を選ぶなどいろいろ考えはあると思います。
私たちは、全体的にたくさん肥料をまくのではなく、植え付けるところにだけまくことにしました。

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「2021 / 03 / 17:肥料まき」

どんな肥料をまくのかいろいろ悩みましたが、下記のものを使いました。

 カニガラ粉末「モンパ病」対策「忌地(いやち)現象」対策として

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「①カニガラ粉末:おいしそうな香りがします」

 鶏ふん安価なのと、肥料効果が約1年で完結するため
 もみがらくん炭→土壌改良と水はけをよくするため
 みなみの有機 地力の源→いただいた肥料(土づくり肥料)

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「②カニガラ粉末:効果のほどは???」 「④みなみの有機」


2021年03月23日(火)
親柱と離れているワイヤーを針金で固定します。

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「2021 / 03 / 23:使うのは"鈍し(なまし)鉄線"という針金」

 

「鈍し(なまし)鉄線」とは、火入れをしてからゆっくりと冷やして作る針金のことで、比較的柔らかいので曲げやすい。
だから、こんなネジネジも可能です。

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「鈍し鉄線:#12(線径 2.6㎜)」

 

以前、ブログにアップしたこと(2021/02/23)の、逆のことをやっています。

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≪関連ブログ≫  2021/03/07★新規就農者の畑の引っ越し③ ~トレリスの移動&増設編~ - 思い立ったが吉日!



昨年、松川町の畑で育てた幼木・苗木たちは【畑の引っ越し】を、今か今かと待っていて、掘りあげたままの状態ですが芽が出始めてきました。

桜が咲き始め、日々暖かくなってきているので気持ちは焦りますが、あと少しの辛抱。

 

今度こそ。

この地で長く農業を続けられるよう、目先の今も大事ですが、数年後のためにしっかり基盤作りを・・・と思います。

≪関連ブログ≫
  2020/12/23★リスクを負っても、する理由が私たちにはありました ~畑の引っ越し~ - 思い立ったが吉日!
  2021/01/19★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~苗木編~ - 思い立ったが吉日!
  2021/01/22★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~幼木編~ - 思い立ったが吉日!
  2021/01/26★新規就農者の「畑の引っ越し」 ~ 一時保管編(苗木・幼木)~ - 思い立ったが吉日!
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  2021/03/07★新規就農者の畑の引っ越し③ ~トレリスの移動&増設編~ - 思い立ったが吉日!

 

ハスカップの花が咲き始めました! 2021

 

がチラホラ咲き始め、わが家のハスカップたちも花が咲き始めました!

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「2021 / 03 / 23:一番始めに咲き始めた日は、昨年と同じ“03/23”

 

ひとつ咲き始めると、次々と咲き始めます。
たくさん咲いた頃、今年もメジロが遊びに来てくれることを楽しみにしています!
 ≪関連ブログ≫ 2020/04/03★ハスカップの花に誘われて来た “カワイイ珍客” - 思い立ったが吉日!


≪ハスカップ 観察日記≫
   ハスカップ 観察日記 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!

 

わが家の春の訪れ ~ハスカップ編~

 

で育てている鉢ものたちは、を迎え始めました。

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「2021 / 03 / 06:庭の様子」

 

昨年に比べて今年は暖かくなる時期が早いように感じますが、だいたい同じころに芽吹き、葉を伸ばし始めています。

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「2021 / 03 / 06:葉の中に小さい蕾がつきました!」

 ≪関連ブログ≫ 2020/03/16★春を心待ちにしているサイン① ~ハスカップ編~ - 思い立ったが吉日!



約2週間後
ここ数日、日中は長袖一枚で畑作業ができるくらいの陽気で、葉も蕾も大きくなってきました!

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「2021 / 03 / 19:今月末には花が咲きそうです!!」

 

ハスカップの樹が大きくなってきたので、鉢から畑へ引っ越しさせたいな・・・と思いつつ、今年も難しい現実。

ハスカップを鉢で育てて今年で5年目になります。
(購入した時に3~4年生だったので、わが家のハスカップたちは8~9年生)

畑で育てると2mぐらいの大きさになるらしいのですが、鉢なので根が抑制されているため、私の身長よりまだまだ低いです。

小さいので管理は楽ですが、2mぐらいなら畑のりんごの樹より全然小さいので、ハスカップたちを畑で育てることが、やりたいことの一つです。

≪ハスカップ 観察日記≫
   ハスカップ 観察日記 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!

 

事業主1年目、やり遂げました! ~初めての確定申告~

 

昨年(2020年)から新規就農を始め【りんご農家 1年生】と同時に【個人事業主 1年生】となり、初めての確定申告でしたが無事にやり遂げました!!

私にとって初めてのことですが「青色申告」「複式簿記」にて書類を作成。

 

≪確定申告をやってみて、知ったコト≫

国税庁と【LINE友だち】になると、最寄りの税務署で書類を見ていただく予約ができること

確定申告後、納税する場合の支払期限が「確定申告期間内」ということ
⇒必要書類提出後に納税する場合は、後日税務署から納付書が届く・・・と思い込んでいました。

青色申告の場合、書類の内容は(役場で)確認してもらえないが期限内に役場へ必要書類を提出すれば、税務署へ届けてもらえること
⇒郵送にかかる「切手代の負担なし」で必要書類の提出ができる。

 

≪思ったこと・感じたこと ※個人的な感想です 

(A)「簿記」の知識は、少しでも知っていた方が断然有利!
会計ソフトは、簿記の知識がなくても経理業務を自動化して効率的にやってくれるので便利ですが、簿記の知識があるからこそ理解できたことも多々ありました。

(B)会計ソフト「freee」を一年使ってみて、使いやすさは・・・???

日々の帳簿は、会計ソフト「freee(フリー)」を使っています。
 ≪関連ブログ≫ 2020/01/23★【就農に向けて⑤】就農直前までに準備したもの - 思い立ったが吉日!

普段は特に問題なく使っていましたが、いざ決算書(農業用)を作成する時に、かなり苦労しました。

農業用の決算書は勘定科目などが特徴的で、対応している会計ソフトは限られています。
いくつかある会計ソフトの中から「freee」を選び、実際に使って痛感したことは、
"「誰でも使える」「かんたん」などと心惹かれることが紹介されていますが、農業用の決算書作成についてはその限りではない"ということ(※個人的な感想です)。

実際に使ったことはないのですが、JAが推奨している「ソリマチ」など農業に特化している会計ソフトの方がいいように思います。

「会計ソフト」選びは、慎重に!!

 

事業主1年目は、すべてが初めてのことばかり。
いろいろありましたが苦労した分、やり遂げた達成感は自信につながりました!

そして、いつもサポートしてくれている夫には感謝でいっぱいです。
どうもありがとうございます!!

農業は【作物をつくる】だけでは完結しません!
農業で生計を立てていくということは「事業主」になるということ。

「作物の生産」はもちろん、「営業」「販売」「事務」「経理」「資材管理」「在庫管理」「商品開発」など。人を雇うのであれば「人事」も。

 上記の「事務」「経理」の部分に関わってくる知識も必要になってきます。

ゼロから始めるIターンの新規就農者は、本当に大変です(想像以上に!!)。
それでも苦労したことは自分の肥やしとなり、達成感ややりがいは自分を奮い立たせるエネルギーとなるはず。

私たちが作ったりんごで「おいしい!」の笑顔を増やせるよう、事業主2年目も農業に励みます!! 

 

あれから10年、これからも・・・(2021/03/11)

 

10年前。

東日本大震災の時、札幌でパソコン講師をしていました。
地震がおきた【14:46】は、上司と一緒にお世話になる学校で打ち合わせの最中でした。
その場に居た人は誰も地震とは気づいていませんでしたが、フワフワと揺れて船酔いのような感覚がして “あれ?座っているのに立ちくらみ?” と思いましたが、まさか未曽有の災害がおきているとは夢にも思っていませんでした。

打ち合わせが終わり、上司と職場へ戻るために地下鉄の駅へ向かいました。
日中でも7~8分おきに来る地下鉄がいつまで待っても来なくて、ようやく来た地下鉄は朝の通勤ラッシュ以上の缶詰め状態。

何事かわからないまま地下鉄に乗り込み、職場へ戻りテレビで状況を知りました。

その年の夏、某ビール会社に中途で入社しました。
営業職は未経験でしたが、やってみると新鮮でとても面白い仕事でした。

某ビール会社への入社がキッカケで、私は休日を利用して被災地へ足を運ぶこととなります。

初めて被災地へ足を運んだ時のこと。
私なりに強い想いを胸に被災地へ足を運んだのですが、バイクに荷物を積んで被災地を走っている姿は、被災地の方々にどう見えているのだろう・・・。
“ここ(被災地)に来るべきではなかったのではないか・・・” と いう気持ちでいっぱいになりました。

地元の方とお話する機会がたくさんあり、自分が感じていたモヤモヤした気持ちを正直に話したら「来てくれて、ありがとう」と言われました。
「被災地の今の状況を、たくさんの人に知ってほしい」と。

被災地から札幌へ戻ってからは、被災地の状況や地元の方々との話を私なりにひとりでも多くの方々に伝え続け、何度も何度も被災地へ足を運び、復興していく様子を見てきました。

そんな私が福島県へ移住し、再び北海道へ移住して、今は長野県でりんご農家をしています。

この10年間、私を取り巻く環境は目まぐるしく変化しましたが、今までもこれからも変わらないことがあります。

毎年【03 / 11  14:46】に、黙とうをささげています。
今年も畑の真ん中で、夫と一緒に東北を想いながら。

 ≪関連ブログ≫
  2019/03/11★東日本大震災から8年(2019/03/11) - 思い立ったが吉日!
  2020/03/11★東日本大震災から9年(2020/03/11) - 思い立ったが吉日!

 

新規就農者の畑の引っ越し③ ~トレリスの移動&増設編~

 

先日、トラクターで耕していただいた畑にはトレリス(りんごの棚)が10通り

f:id:agri-connect:20210307213118j:plain「当初、トレリスの間隔は広めの5m(Before)⇒10通り

 

重機を持っていない私たちには、自力でのトレリス移動はほぼ不可能なこと。
このまま5m間隔でりんご栽培をやるしかないと思っていましたが、トレリスを移動&増設して【10通り→15通り】になりました。

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「1本おきに抜いて、間に2本入れ、間隔は約3.3m(After)⇒15通り

 

既存のトレリスで高密植栽培をやっている方でも、間隔は約4m
最近は、高密植栽培のため新たにトレリスを設置する際の間隔が3mとのことで、
私たちの畑の【約3.3m】は「ちょうどいい」のかな・・・と思います。

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「1本おきに親柱をぬく(ピンクを残し、黒を移動)」

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「ピンクの親柱の間に、2本入れる(黒、青)」

 

2021年02月23日(火)
事前準備①:親柱とワイヤーを固定している針金を外す作業

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「2021 / 02 / 23:この部分の針金を外します」

 

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「2021 / 02 / 23:この針金が錆びていて、外すにはコツが必要でした」

 

事前準備②:親柱を引っ張っているワイヤーを外す作業

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「2021 / 02 / 23:赤い点線内のワイヤーを外します」

このワイヤーにはものすごい力がかかっていますが、このネジネジした針金だけで留まっています。

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ワイヤーを張る時は専用の工具(張線器:ちょうせんき)が必須ですが、外す時はペンチがあれば簡単にできます。

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あとは、一番上のワイヤーを外してから親柱を真上に持ちあげれば抜けますが・・・かなり重いです。
なんとか私でも一人で持ち上げることはできましたが、二人でやった方がいい作業です。

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「2021 / 02 / 23:外した親柱を、使う場所に配置」

 

2021年02月24日(水)
自分たちが借りる畑を、一部更地にして使おうと思っていたので、足りない親柱や中間支柱などの部材をここから調達して準備をします。

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「2021 / 02 / 24:昨日と同じ要領で、親柱を外します」

 

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「2021 / 02 / 24:出番を待つ、大量の中間支柱」

 

 

2021年02月25日(木)
いよいよバックホーが、畑にやってきました!!

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「2021 / 02 / 25:人力では気が遠くなる作業も、バックホーならすごく早いです」

先日、自分たちで親柱を外しましたが、その下に埋まっている敷石アンカーをバックホーですべて掘り起こします。

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「2021 / 02 / 25:敷石もアンカーも、けっこう重いです」

 

まずは「親柱」から設置します。
測定してから穴を掘り、敷石を入れて、親柱を立て、土を埋め戻します。

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「2021 / 02 / 25:親柱を立てる穴を掘っている様子」

 

「親柱」を立てたら、次は「アンカー」を埋め込みます。
測定してから穴を掘り、埋め戻します。

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「アンカー埋め込み位置の微調整中」   「穴を埋め戻します」

 

親柱2本を設置しました。

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「2021 / 02 / 25:新たに立てた親柱と、埋め込んだアンカー」

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「1本おきに親柱をぬき(ピンクを残し、黒を移動)」 ⇒ 「2本入れる(黒、青)」

片側の親柱を10本立てました。
同じ作業で、対面(反対側)の親柱も立てます。

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「2021 / 02 / 25:新たに立てた親柱(10本)」



2021年02月27日(土)
一昨日(02/25)の続きで、敷石を入れて親柱を立て、アンカーを埋め込む作業をして、夕方までには完了しました。

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「2021 / 02 / 27:親柱20本、敷石とアンカー各20個の埋め込みが完了しました!」

f:id:agri-connect:20210307213118j:plain「畑のトレリス(Before)⇒10通り」

f:id:agri-connect:20210307213306j:plain「畑のトレリス(After)⇒15通り、 移動した親柱⇒20本(黒・青)」


2021年02月28日(日)
トレリス増設で足りない部材は、更地として使おうと思っていた畑から持ってきました。

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「更地になった畑」⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒「当初、親柱はこんな感じでありました」

親柱や中間支柱を外したので、上のワイヤーを縮めるための準備として、アンカーの埋め込み作業を再びやることになりました。

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「2021 / 02 / 28:アンカーを11ヶ所埋め込みます」


2021年03月05日(金)
上のワイヤーを縮める作業をします(↓矢印)

支柱を引っ張るワイヤー(赤い点線)をまず張ってから、上のワイヤー(↓矢印)を切断して、支柱についている巻き取り機でワイヤーを巻きます。

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「上のワイヤーを縮める(Before)」⇒ ⇒「上のワイヤーを縮める(After)」

 

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「2021 / 03 / 05:ワイヤーの巻き取り機」


一度、自力で敷石を埋め込み、支柱立てをやったことがあります。
シャベルでの穴掘りはとても大変で、一ヶ所完成させるのにかなりの時間と体力を要しました。

今回、バックホーで手伝っていただき、本当に助かりました。
どうもありがとうございます!!!!!

 

親柱の幅を狭くして、トレリスを増やせば、同じ面積の畑でも収穫量が増えることは充分に理解していましたが、今ある環境のままでりんご栽培をやるしかない・・・と、思っていました。

それが大きく予定変更したのは、畑にトラクターをかけていただく当日でした。
≪関連ブログ≫ 2021/02/25★新規就農者の畑の引っ越し② ~畑の整地 編~ - 思い立ったが吉日!


(トラクターをかけるために)中間支柱とワイヤーを外した今なら、親柱を移動してトレリスを増やすこともできるけど、どうする?」と聞かれました。

そして「もし今、親柱を移動するなら手伝ってあげるよと言われました。

約15年後の植え替え時にやるか、今やるか・・・。
トレリスの移動&増設をやったことがない私たちにとって、今なら教えてくれる人が居て重機も持ってきてくれるなら・・・今でしょ!!

・・・という経緯があり、重機を持っていない私たちが不可能と思っていたトレリスの移動&増設をすることができました。


トラクターやバックホーで手伝ってくれた方も果樹農家なので、今はとても忙しい時期。
それなのに何日も私たちのために時間を作って、1円にもならないことを手伝っていただいたことを素直に感謝していると同時に、申し訳ない気持ちになりました。

「お忙しい時期なので、トレリスの移動の提案などしないで黙っていれば、トラクターをかけて終わったことなのに・・・私たちはとても助かり感謝していますが、面倒なことに巻き込んでしまい申し訳ありません・・・。」と伝えたら、

(山岸さんたちに)成功してほしいから」と。
親柱の幅を狭くしてトレリスを増やせば、たくさんりんごを植え付けることができ、同じ面積の畑でも収穫量が増えるので、当然収入が増えます。
私たちもそれは承知していましたが、そこまで考えていただけていたことが嬉しく、なんだか泣けてきました。

「りんご農家をやりたい!」という気持ちから始まったりんく農園は、いろいろな方に応援していただいていると改めて実感した瞬間でした。

”絶対に成功させる!!”と、心が引き締まった時に
(山岸さんたちが)失敗して夜逃げされても困るしな」と言葉が続き、笑っちゃいました。

今日までいろいろなコトがありましたが、「新たな場所」へ【畑の引っ越し】をしてよかったと心底思います。

 ≪関連ブログ≫ 新規就農者の「畑の引っ越し」 カテゴリーの記事一覧 - 思い立ったが吉日!